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Airbnb「アウェイ受験」応援キャンペーン:地方から上京する受験生、「ホーム受験」しよう!

2015.12.18

Updated by Hitoshi Sato on December 18, 2015, 18:32 pm JST

Airbnbは2015年12月18日、これから本格化する受験シーズンに向け「受験生応援キャンペーン」を発表した。

地方から上京して、アウェイの地で試験にのぞむ「アウェイ受験生」は大勢いる。Airbnbによると、首都圏の自宅から都内の受験会場に向かう「ホーム受験」に比べ、「アウェイ受験」は不安やストレスが大きく、約半数が受験に不利であると感じているとのこと。
 
そんな「アウェイ受験生」たちのストレスを軽減するため、Airbnbの部屋を利用することで、そのような不安感の解決策を提案している。Airbnbには「わが家のように居心地の良い部屋」、そして「家族でも泊まれる環境を兼ね備えたリスティング」が登録されている。例えば、キッチンで料理をすることもできるので、受験生は親の手料理を食べてリラックスしたりできるし、また経済的メリットにもつながる。

まずは「受験大学別おススメ宿泊ルーム」

Airbnbのキャンペーンは、第1弾として2015年12月18日に特設サイト「アウェイで勝つ。 Airbnbでホーム受験しよう!」を公開する。

青山学院、慶應、上智、中央、東大、東洋、日大、法政、明治、立教、早稲田など首都圏の大学周辺にあるAirbnbの部屋を簡単に探せる「受験大学別おススメ宿泊ルーム」を展開する。受験する大学や学部、キャンパスに合わせて最適なAirbnbの部屋が閲覧・検索できる。さらに「1.わが家のようなリラックス感、2.手料理で送りだせる、3.アクセス抜群、4.ホストも応援」のAirbnbならではの4つのメリットを紹介している。

1月からは「現役大学生によるAirbnb宿泊体験レポート」

また第2弾として2016年1月中旬から 「現役大学生によるAirbnb宿泊体験レポート」を公開する予定。受験を経験した現役大学生(東京大学、早稲田大学、慶應大学、青山学院大学を予定)が受験生の目線で、おすすめの部屋をレポートする。さらに受験時の不安やストレスにどう打ち勝ってきたのかその秘訣を語る予定。

がんばれ、受験生!

たしかに地方からの受験生は、自宅から受験に通える生徒よりも大きな不安を抱えているだろう。そして東京や大阪など大都市では、ホテルやビジネスホテルは毎年受験生向けの多くのプランを用意しているものの、昨今は中国などからの観光客でホテルやビジネスホテルの多くが満室になっている。Airbnbのようなサービスはこれからの受験生にとって需要は大きい。

Airbnbは『世界最大手のコミュニティ主導型ホスピタリティカンパニー』であると言っている。アウェイの受験生が大都市で戦うために、ぜひホスピタリティを発揮してもらいたい。このような受験生の不安やストレスの軽減、解消ができれば最高のホスピタリティカンパニーであろう。

そして「アウェイ」であれ「ホーム」であれ受験生の皆さんも風邪をひかないように頑張ってください。体が一番大切。

【参照情報】
「アウェイ受験」応援キャンペーン特設サイト

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佐藤 仁(さとう・ひとし)

2010年12月より情報通信総合研究所にてグローバルガバナンスにおける情報通信の果たす役割や技術動向に関する調査・研究に従事している。情報通信技術の発展によって世界は大きく変わってきたが、それらはグローバルガバナンスの中でどのような位置付けにあるのか、そして国際秩序と日本社会にどのような影響を与えて、未来をどのように変えていくのかを研究している。修士(国際政治学)、修士(社会デザイン学)。近著では「情報通信アウトルック2014:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)、「情報通信アウトルック2013:ビッグデータが社会を変える」(NTT出版・共著)など。