インドのスマホメーカーMicromax、インドの3ヵ所に新工場建設を計画

2015.12.21

Updated by Hitoshi Sato on 12月 21, 2015, 11:14 am JST

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インド地場で最大の携帯電話機メーカーMicromaxは、今後数ヶ月間で合計30億ルピー(約60億円)を投資して、インドの3ヵ所に工場を建設する計画が明らかにされた。それぞれの工場に10億ルピー(約20億円)を投資する予定である。

Micromaxが工場建設を予定しているテランガーナ州の工場用地20エーカー以上の土木作業はすでにほぼ完了しており、ラージャスターン州の用地25エーカーでも近日中に工事が開始される。3カ所目の工場はアーンドラ・プラデーシュ州に建設される計画で、これら3工場は2016年に操業開始する予定。各工場において3,000~3,500人の新規雇用が創出されることが期待される。

インドではモディ首相が主導している「Make in India」というスローガンのもとにインドで積極的な製造業を推進していく政策がある。現在ではMicromaxのような地場メーカーであるSpiceだけでなく、サムスンもインドに工場を設置して携帯電話機の開発を行っている。

現在Micromaxではウッタラーカンド州ルドラプールにある工場で、同社のスマートフォン出荷の3分の1にあたる100万台を年間で生産しており、残りは中国から輸入している。今後はますますインドの工場での生産が進んでいくだろう。「インドで開発、製造された携帯電話・スマートフォンがインドで販売される」というサイクルはこれからもっと本格化していく。

インド市場ではインドの地場メーカーが非常に強いが、Micromaxは地場メーカーの中で最大手。「Yu」という子会社のブランドも持っており、ローエンドからハイエンドまであらゆるレンジの端末を開発、販売している。

▼インドにおける2015年第3四半期のスマートフォン出荷メーカー別シェア
2015年第3四半期(7月~9月)のインドにおけるスマートフォン出荷台数は前年同期比21.4%増の2,830万台だった。
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【参照情報】
Micromax To Invest Rs 300 Crore In New Manufacturing Units

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佐藤 仁(さとう・ひとし)

2010年12月より情報通信総合研究所にてグローバルガバナンスにおける情報通信の果たす役割や技術動向に関する調査・研究に従事している。情報通信技術の発展によって世界は大きく変わってきたが、それらはグローバルガバナンスの中でどのような位置付けにあるのか、そして国際秩序と日本社会にどのような影響を与えて、未来をどのように変えていくのかを研究している。修士(国際政治学)、修士(社会デザイン学)。近著では「情報通信アウトルック2014:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)、「情報通信アウトルック2013:ビッグデータが社会を変える」(NTT出版・共著)など。

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