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スワイプするだけで誤入力を自動的に修正、KDDI研がスマホ文字入力アプリ

2016.01.22

Updated by Naohisa Iwamoto on January 22, 2016, 06:24 am JST

KDDI研究所は2016年1月21日、米Fleksyと共同でスマートフォン向け文字入力アプリ「Fleksy」(フレクシィー)の日本語版を開発したと発表した。Fleksy独自の「ジェスチャー操作UI」により、誤入力があった場合に画面をスワイプするだけで自動的に補正してくれる。

Fleksyは、ギネスにより世界最速文字入力アプリとして認定されたもの。2015年12月時点までに、世界中で1000万件以上のダウンローの実績がある。KDDI研究所はFleksyと共同開発を行い、QWERTY入力に対応していたFleksy独自UIによる利便性を、日本語入力で使われるフリック入力にも対応させるようにした。KDDI研究所では、同社の文字入力や自然言語解析技術を生かし、Fleksyに日本語入力に対応した「ジェスチャー操作UI」と「誤入力自動補正機能」を実装した。

具体的には、文字を入力した後にキーボードの中心列の「た・な・は」の列を右にスワイプすると単語や文章が漢字変換される。このとき、誤って入力した文字があった場合でも、右にスワイプすることで誤りを自動補正して正しい文字列に変換してくれる。入力の間違いのストレスを減らして日本語文字入力ができ、スマートフォンの文字入力に自信のない人や視覚に障害がある人の文字入力をサポートできる。

日本語版Fleksyは1月21日にGoogle Playストアで公開。利用は無料。対象機種はAndroid 4.1以上のOSを搭載したスマートフォン。

【報道発表資料】
世界最速スマホ文字入力アプリ「Fleksy」の日本語版を開発! ~スワイプするだけで誤入力を自動補正~

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。