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ユニクロのオンライン通販、セブンイレブンでも受け取りが可能に:対応してほしいコンビニでの古着回収

2016.02.16

Updated by Hitoshi Sato on February 16, 2016, 06:24 am JST

ユニクロとセブンイレブン・ジャパンは2016年2月16日から、「ユニクロ公式オンラインストア」で購入した商品を、首都圏のセブン-イレブン店舗で受け取れるサービスを開始した。東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県の約5,700店のセブンイレブンでユニクロの商品を受け取ることができる。受取手数料は無料。順次全国のセブンイレブンに拡大していく予定。

日本フランチャイズチェーン協会が毎月発表するコンビニエンスストア統計調査月報によると、日本には2015年末時点で全国に53,544店舗のコンビニがある。ネットで購入した商品を、自宅や職場近くのコンビニで受け取るサービスは日本ではお馴染みのサービスである。楽天市場でもローソン、ファミリーマート、サークルK、サンクス、ミニストップで商品の受け取りができる。アマゾンでもローソン、ファミリーマート、ミニストップで商品の受け取りができる。商品以外にも、ネットで申込みをしたチケットをコンビニで受け取るサービスもよく利用されている。

コンビニの店長や店員には、今回のユニクロの新サービスに対して「忙しいのにまた新たなに覚えなくてはならないサービスが増えてしまったなぁ」という思いの人が多いかもしれないが、消費者やユニクロのような企業から見たら、新たなチャネルが1つ増加することになるから利便性は向上するだろう。

コンビニでユニクロの古着の回収もしてもらいたい

個人的にはユニクロの服にはあまり興味はない。とはいえ、ユニクロの服を買う機会はそれなりにある。

一番利用するのは、成田空港や羽田空港にあるユニクロで、現地で必要な服や頼まれたお土産を購入する。先日もニューヨークに行くときに、ニューヨークは凄く寒いという話を出発直前に聞いて、空港のユニクロでダウンジャケットを購入して、現地で非常に助かった。

またマレーシア、タイ、インドネシアに行くと現地で暑くて汗をかいてしまい、現地にあるユニクロでシャツを購入することはよくある。アジア諸国ではユニクロが非常にお洒落なデパートの中にあり、現地の若者らにファッションとして受け入れられている。シャツが足りない時に、現地の店で服を買うよりも、日本と同じ品質の製品を販売しているユニクロの方が安心だ。

ところが、日本の平常時に、あえてユニクロで服を買おうという気持ちは起きない。別にユニクロが嫌いという訳では全くないのだが、他にも洋服の店舗はあるし、オンラインでも多くの服が購入できるので、どうしてもユニクロの服でなくては困る理由は何もない。

ただ唯一、国内でユニクロがいいなと思うのは、同社が行っている衣料(古着)の回収だ。同社は、CSRの一環として、自社製品の衣料を回収して、それらをアフリカなどの難民らに送っている。2015年4月1日から7月末までの3か月間で304万枚の衣料(古着)を回収したそうだ。

こういうCSRの取組みには積極的に協力したいと思うのだが、古着を回収するのはユニクロ店頭の回収ボックスのみ。となると日常的にユニクロに行かない人にとっては、古着を提供する機会がない。オンラインショップしか利用しない人や、私のように渡航前の空港の店舗や海外の店舗で購入した製品はあるんだけど、という人は、回収に持って行く機会もなく、いつまでも部屋の中で眠ってしまっており、いつのまにか捨てることになってしまう。

せっかくユニクロのオンラインストアで購入した商品をコンビニで受け取れるようになったのであれば、ユニクロの古着回収もコンビニで対応すれば良いのにと思う。オンラインショップで買った商品をコンビニで受け取る時に回収してもらえれば、タンスの肥やしも有効に活用できるのではないだろうか。

【参照情報】
ユニクロ商品のセブン‐イレブンでの受け取りスタート -2016年2月16日(火)から、まずは1都3県で-
ユニクロのCSR

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佐藤 仁(さとう・ひとし)

2010年12月より情報通信総合研究所にてグローバルガバナンスにおける情報通信の果たす役割や技術動向に関する調査・研究に従事している。情報通信技術の発展によって世界は大きく変わってきたが、それらはグローバルガバナンスの中でどのような位置付けにあるのか、そして国際秩序と日本社会にどのような影響を与えて、未来をどのように変えていくのかを研究している。修士(国際政治学)、修士(社会デザイン学)。近著では「情報通信アウトルック2014:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)、「情報通信アウトルック2013:ビッグデータが社会を変える」(NTT出版・共著)など。

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