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マイクロソフト(Microsoft)は米国時間30日、同社の年次開発者向け「Build」カンファレンスのなかで、様々なAIボットを活用した「conversation as a platform(プラットフォームとしての会話)」構想を発表。同社は今後、ユーザーがAIボットとの会話によって多様なタスクを処理できる仕組みを作っていくことを目指しているという。

マイクロソフトのサトヤ・ナデラ(Satya Nadella)CEOが発表したこの構想は、様々なプラットフォーム上でボットとの会話を通したタスク処理を可能にするもので、「Skype」や「Slack」「Outlook」「LINE」など様々なコミュニケーションツールとの連携が明らかにされている。また、マイクロソフトは、こういったAIボットの開発者向けテンプレートを公開する予定で、将来的には開発者が自らボットプログラムを作ることができるようにしていくという。なお、同社ではこうした取り組みの第一弾として、同日「Skype Bot SDK」をリリースしている。このSDKを使うことで企業や外部の開発者はSkype上で動作するAIボットを開発できるという。

なお、Bloombergには、この発表に先駆けてマイクロソフトによる同計画の概要を伝える記事が掲載されている。同記事では、マイクロソフトの構想について、AIボットを「Skype」に組み込むことで、スケジュール管理やホテルの予約などを行えるもの、視覚障害がある人に周りの人の表情を伝えたり、書かれた文章を読み上げることができるものなどを例に挙げ、将来的に様々なアプリケーションにとって代わることを期待するナデラCEOの話が記されている。


(視覚障害者を支援するAIアプリのデモ動画)

マイクロソフトは、今月下旬にリリースしたAIチャットボット「Tay」が悪用され、不適切なツイートを発するようになってしまったことを受け、同AIの稼働を一時的に停止していた。ただし、同社は現在同AIに改良を加えているという。

なお、同様の会話AIの例としては、アップル(Apple)の「Siri」やアマゾン(Amazon)の「Alexa」などがすでに提供されており、またフェイスブック(Facebookd)でも「M」というAIアシスタントを開発している。

【参照情報】
Clippy’s Back: The Future of Microsoft Is Chatbots - Bloomberg
Microsoft will unveil an army of AI bots today - The Verge
Microsoft is bringing bots to Skype — and everywhere else - TechCrunch

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