Windowsが伸びiOSが減少、2015年の法人向けタブレット市場--IDC Japan

2016.04.06

Updated by Naohisa Iwamoto on 4月 6, 2016, 06:47 am JST

IDC Japanは2016年4月5日、2015年の国内法人向けタブレット市場の出荷台数実績とOS別の市場シェアを発表した。出荷台数実績は頭打ちの傾向を示したが、OS別のシェアではWindowsが続伸している。

国内法人向けのタブレット市場は、2014年比0.2%増の241万台と横ばいだった。そうした中で、OS別のシェアを見るとマイクロソフトのWindowsがアップルのiOSを徐々に侵食していることがわかる。2013年には46.5%あったiOSのシェアは、2015年には39.2%まで減少した。一方で、Windowsのシェアは2013年には18.6%だったが、2015年では25.1%にまで増加した。グーグルのAndroidは2013年の34.9%から、2015年の35.7%と、シェアが安定しているため、iOSのシェアがWindowsに切り崩されていると言える。IDC Japanでは、Microsoft Officeなどのアプリケーションで作成されたデータの閲覧や簡単な編集などの用途によって、Windowsタブレットの出荷が伸びていると分析する。

メーカー別に見ると、Windowsが伸長しているマイクロソフトだが、自社製品の2015年の出荷台数は前年比21.3%の減少を示した。IDC Japanは、各社がキーボード脱着可能なタブレット製品のラインアップを拡充し、マイクロソフトよりも安価に市場に投入したことが要因と見る。しかし、マイクロソフト製品の出荷が減少してもWindowsタブレット市場全体が拡大することで、マイクロソフトにとってはWindowsやOffice 365などのライセンスビジネスが拡大して収益源の基盤ができてきたという。

【報道発表資料】
2015年 国内法人向けタブレット市場 OS別シェアを発表

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。