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使いやすさやつながりやすさを売り物とする次世代Wi-Fiルーターを開発するルマ(Luma)というベンチャーに、アマゾン(Amazon)や複数のVCが1250万ドルの資金を出資したとする話が複数の媒体で採り上げられている。

Re/codeによれば、ルマは複数のWi-Fiアクセスポイントを使ってメッシュネットワークを構成することで、快適なWi-Fアクセスi環境を提供するシステムを開発。同社の製品は消費者向けだが、自動的にWi-Fiのカバレッジを最適化するほか、ユーザーがスマートフォンアプリ経由で種々の設定を行うことや、アクセス状況をモニターすることも可能。さらに、子供がいる家庭などでは、Wi-Fiネットワークに接続する個々の端末単位でアクセス先のウェブサイトや利用するアプリに制限をかけることなども可能だという。

今回の資金調達では、アマゾンのAlexaファンド、アクセルパートナーズ(Acecel Partners)、500スタートアップ(500 Startups)などが同社に出資。なお、アマゾンでは自社のスマートホーム端末「Echo」などに搭載されている音声アシスタント機能「Alexa」をルマの製品と連携させることなどを想定しているという。

ルマは、この製品を数百件の家庭に配布してテストを実施しており、今年6月には正式にリリースする予定。なお、同製品の価格は1台149ドル、3台パックが299ドルになるという。

なお、メッシュネットワークを構成する家庭向けのWi-Fiアクセスポイントとしては、2月にイーロー(Eero)という米ベンチャーからLumeと同様の機能を持った製品が発売されていた。

【参照情報】
Amazon Invests in Luma, a New Home WiFi System - Fortune
Amazon Invests in Wi-Fi Startup Luma as Battle Over Home Internet Heats Up - Re/code
With $12.5 million in funding, including from Amazon, the slick Luma router looks like fierce competition - TechCrunch

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