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マイクロソフトとフェイスブック、大西洋横断海底ケーブルの敷設で協力
2016.05.27
Updated by WirelessWire News編集部 on May 27, 2016, 10:48 am JST
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2016.05.27
Updated by WirelessWire News編集部 on May 27, 2016, 10:48 am JST
マイクロソフト(Microsoft)とフェイスブックが共同で、新たな大西洋横断海底ケーブルを敷設することが米国時間26日に明らかになった。
この話題を採り上げたZDNetによると、「MAREA」(「潮」を意味するスペイン語)という名前のこの海底ケーブルは、米バージニアビーチとスペインのビルバオとの約6600kmを結び、8組の光ファイバーケーブルを使って秒速160テラバイト(Tbps)の大容量回線を提供するものになるという。敷設工事の着工は今年8月で、2017年10月に完成予定となっており、完成後はテレフォニカ(Telefonica)傘下の通信インフラ事業者テルシウス(Telxius)が運用を担当することになる。
この話題に触れたBloombergでは、両社による海底ケーブル敷設の狙いについて、マイクロソフトには同社が提供するクラウドベースのサービスに対する需要拡大に応える必要があり、また動画関連の取り組みに力を入れるフェイスブックにも高速回線を確保する必要があるなどとしている。いっぽうZDNetでは、海底ケーブル専用線を敷設することで米国家安全保障局(NSA)による諜報活動を回避できる可能性が示唆されている。
大手テクノロジー企業による海底ケーブル敷設の前例としては、2つのプロジェクトに参加したグーグル(Google)の例がある。このうち「FASTER」と呼ばれる太平洋海底ケーブルシステムは、米西海岸と日本の千葉県千倉・三重県志摩の2か所を6本のファイバーケーブルでつなぎ秒速60テラバイトの通信が可能なものとされている。
【参照情報】
・Microsoft, Facebook partner on new undersea cable across the Atlantic - ZDNet
・Facebook and Microsoft team up to lay a massive internet cable across the Atlantic - The Verge
・Microsoft, Facebook Build Undersea Cable for Faster Internet - Bloomberg
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