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IBM、新気象予想サービス「Deep Thunder」を発表 - ウェザーカンパニーのデータを活用

2016.06.17

Updated by WirelessWire News編集部 on June 17, 2016, 11:18 am JST

IBM傘下のウェザーカンパニー(Weather Company)は米国時間15日、同社がIBMリサーチ(IBM Reserach)と共同開発した新たな気象予報サービス「Deep Thunder」を発表した。

「Deep Thunder」は、IBMの人工知能(AI)-ディープラーニング技術とウェザーカンパニーのもつ気象データを組み合わせて開発されたハイパーローカル気象予測で、短期間の局地的(0.2〜1.2マイルの範囲)な気象予想を顧客ごとにカスタマイズして提供することが可能だという。

ウェザーカンパニーでは、新サービスが顧客の意思決定に役立つ例として、小売事業者がサプライチェーンや在庫調整に関する判断を行う際に、新サービスを使って気温など天気の微細な変化やそれが消費者の購買行動に与える影響などを知ることができるとしている。

IBMは昨年10月、ウェザーカンパニーのウェブサイトやアプリ、知的財産、インフラ、データなどのデジタル資産を推定20億ドル以上で買収しており、それ以来これらの資産の活用法に注目が集まっていた。

【参照情報】
The Weather Company Launches 'Deep Thunder' - the World's Most Advanced Hyper-Local Weather Forecasting Model for Businesses - IBM
IBM, The Weather Company use machine learning to predict impact of weather - ZDNet
IBM finally reveals why it bought The Weather Company - MarketWatch

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