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ソフトバンク、災害時などに家族の居場所を地図で確認できる「みまもりマップ」を提供

2016.06.28

Updated by Naohisa Iwamoto on June 28, 2016, 17:53 pm JST

ソフトバンクは2016年6月28日、家族の居場所をお互いに地図上で確認できる「みまもりマップ」を6月30日に提供開始すると発表した。お互いの居場所を確認できるほか、災害発生時には救援要請なども可能だ。

みまもりマップは、グループ管理者が家族をメンバー登録することで、居場所の確認などの機能を利用できるアプリケーション。グループ管理者には、ソフトバンクのSoftBank、Y!mobileブランドのスマートフォンで、「スマートフォン基本パック」「スマートフォン基本パック-S」「iPhone基本パック」「位置ナビ」に加入しているユーザーがなれる。家族は、ソフトバンクのスマートフォンだけでなく、他社のスマートフォンを利用していてもメンバー登録できる。

▼「みまもりマップ」の利用イメージ(ソフトバンクのニュースリリースより)20160628_softbank001

機能は大きく4つ。平常時では、グループ登録しておくことでお互いに居場所をマップで共有できる「いまここシェア」、登録したメンバーが学校や病院など指定したエリアに発着したときに通知する「ついたよ通知」の利用が想定される。これらは災害時にも機能する。また、災害時の利用を想定した機能として「災害エリア通知」「SOS発信」を用意する。災害エリア通知は、災害発生時に災害エリアにいる利用者に災害情報を通知するほか、災害エリアに家族がいる場合にはグループのメンバーにも災害情報を通知するもの。SOS発信は、災害発生時に「SOS」を選択することで、家族および周囲のみまもりマップ利用者にSOS情報が伝わる。「SOSブザー」で周囲に助けを求めることもできる。

利用は無料。サービス開始時はAndroid 4.0.3以上のOSを搭載したスマートフォンが対象となる。今後、iOS搭載スマートフォンなどへ順次対応を拡大する予定だ。

【報道発表資料】
災害時などに家族の居場所確認や周囲に救援を求めることができる「みまもりマップ」を6月30日より提供開始

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。