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テスラ車で自動運転関連の死亡事故 - 米NHTSAが調査へ

2016.07.01

Updated by WirelessWire News編集部 on July 1, 2016, 09:01 am UTC

米フロリダ州で5月はじめに、テスラ(Tesla Motors)の「Model S」に搭載される自動運転機能が関連する死亡事故が発生していた件について、米国家道路交通安全局(NHTSA)がこの予備調査に乗り出すことが米国時間6月30日に明らかになった。

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(via Electrek

テスラのブログによると、「Autopilot」機能を作動させた状態での「Model S」の走行距離はすでに約1億3000万マイル(約2億キロメートル)に達しているが、死亡事故が発生したのはこれが初めてだという。同ブログには、事故発生時の状況について「事故車の前方を走行していた大型トレーラーが左折しようとしたのを避けきれなかった」「トレーラーの積荷の後方部分が白く、強い日差しのなかで背景に溶け込んでいたため、ドライバーも車輌自体も先行車輌との接近に気付かずブレーキを踏まなかった」といった説明がある。

この話題を採り上げたWSJによると、NHTSAによる予備調査開始はテスラからの報告を受けたもの。この調査で重大な問題が見つかった場合には本格的な調査に発展する可能性があるという。

「Autopilot」機能はテスラが昨年秋に「パブリックベータ」として配布を開始していたもので、同社はリリース時に、同機能作動時もドライバーは運転に気を配る必要があることや、同機能を高速道路走行時に限定して利用することなどを呼びかけていた。今回の事故発生を踏まえたブログのなかでも、同社は「Autopilot機能は絶え間なく向上しているものの、まだ完全なものではない」などとして、これらの注意を繰り返している。

テスラは、実際に道路を走る「Model S」を利用した一種のクラウドソーシング方式で自動走行機能の性能を改善するべく「Autopilot」をベータ版状態のまま一般公開したが、このリリースに対しては一部から批判の声も挙がっていたとThe Vergeは記している。

なお、Electrekではこの事故で死亡したジョシュア・ブラウン(Joshua Brown)氏が4月にも自動運転状態でニアミスを経験していたことに触れながら、この時にはAutopilot機能が急ブレーキをかけたおかげで事故を回避できたなどとし、同氏がYouTubeに公開していた車載カメラの映像を紹介している。

【参照情報】
A TRAGIC LOSS - Tesla
Tesla Draws Scrutiny From Regulators After Autopilot Feature Linked to a Death - WSJ
U.S. opens investigation into Tesla after fatal crash in Autopilot mode - Reuters
Tesla driver killed in crash with Autopilot active, NHTSA investigating - The Verge
Tesla driver dead in Autopilot crash credited the system for saving him in near miss caught on video - Electrek

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