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アマゾン、独自のセットトップボックスを年内にも投入か(WSJ報道)

2013.10.04

Updated by WirelessWire News編集部 on October 4, 2013, 10:47 am UTC

アマゾン(Amazon)が、ストリーミング動画配信用のセットトップボックス(STB)開発を進めており、年内にもこれを発売する可能性があるとする関係者の話をWSJが米国時間3日に報じた。

同媒体によれば、「シナモン(cinnamon)」(コードネーム)と呼ばれるこの端末は、やはりストリーミングビデオ配信用端末の「Roku」プレーヤーに似たものになる。また他社製アプリを動かすことも可能で、スマートフォンやタブレットをリモコン代わりにして操作することもできるようになるという。

WSJでは、アマゾンがこのSTB端末経由で自社の動画配信サービス「Amazon Instant Video」のコンテンツを提供するほか、サードパーティ製のゲームアプリや音楽・動画アプリなども提供する予定としている。また、アマゾンはこのところメディア関連アプリを開発する複数の企業やケーブルテレビ事業者と交渉を進めており、これらの企業に対して10月15日までにアプリを提出するよう要請しているという。ただし、この計画に遅れが出る、あるいは計画が中止になる可能性も残っているとの関係者の話を付け加えている。

WSJは、同端末の価格について現時点では不明としつつ、アマゾンがタブレット端末「Kindle Fire」の場合と同様、製品を原価に近い値段で販売し、後に得るコンテンツ販売やサービスからの売上でコスト回収するとの可能性を挙げている。アマゾンは米国で、年間79ドルを支払うプライム会員に対し、数万本の映画やテレビ番組を無制限に見られるストリーミングサービスを提供している。

ストリーミングビデオ配信用端末については、すでに多くの企業が提供もしくは開発を進めており、たとえばアップル(Apple)の「Apple TV」、グーグル(Google)の「Chromecast」、サムスン(Samsung)が今年買収したボクシー(Boxee)などがすでに出回っている。また、インテル(Intel)でも投入準備を進めるネットTVサービス用のSTBを開発しているとされる。

またテレビ番組や映画のストリーミング配信については、加入者数が3000万人を超えたネットフリックス(Netflix)が今年に入って独自番組の制作・配信に載りだし、その第一弾となった「House of Cards」が9月下旬にあったエミー賞でドラマ部門の監督賞を受賞するなど、このところ一段と存在感を増している。

アマゾンにとってはネットと接続するSTBの投入は、これらのハードウェア、ウェブサービス両方の競合各社を睨んだ動きといえる。

【参照情報】
Amazon Readies Set-Top Box for Holidays - WSJ
Amazon's Roku killer may launch in time for the holidays - GigaOM
Report: Amazon Is Cooking Up a Set-Top Box For the Holidays - Gizmodo

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