格安SIMの満足度は約70%、一方で6割が通信速度でストレス--MMD研究所

2016.07.19

Updated by Naohisa Iwamoto on 7月 19, 2016, 06:41 am JST

MMD研究所は「2016年7月格安SIMサービスの利用者満足度調査」を実施し、その結果を発表した。格安SIMの利用率の上位8サービスのユーザーを対象としたもので、利用者満足度は約70%に上った。

調査の対象は「楽天モバイル」(回答数205)、「OCN モバイル ONE」(同207)、「IIJmio」(同205)、「mineo」(同201)、「BIGLOBE SIM」(同217)、「イオンモバイル」(同193)、「DMMmobile」(同212)、「BIC SIM」(同198)の8サービスの利用者。

利用しているデバイスとプランの組み合わせは、全体では「スマートフォン・音声プラン」が53.1%で最も多く、「スマートフォン・データ通信プラン」が29.1%、「タブレット・データ通信プラン」が9.2%と続いた。「スマートフォン・音声プラン」の比率は、イオンモバイルが75.1%、楽天モバイルが71.2%と突出して高く、逆にBIGLOBE SIMとDMMmobileはいずれも40.1%と低いように、サービスによって利用プランの傾向が大きく分かれた。

8サービスの総合満足度は、「とても満足」と「やや満足」を合わせて70.7%と7割を超えた。残りの3割弱のなかでも22.3%が「どちらともいえない」との回答で、「やや不満」「不満」を合計した否定的な回答は7.0%にとどまった。サービス別ではIIJmio利用者の満足度が最も高く78.6%、次いでmineoとDMM mobileが同率で72.1%となり、この3サービスが総合満足度を上回った。

格安SIM利用者に、通信速度の遅さにストレスを感じるかを尋ねた結果は、「よくストレスを感じる」(15.9%)、「たまにストレスを感じる」(48.7%)の合計が64.6%となり、3分の2近い利用者がストレスを感じることがあるとの回答だった。とはいえ、無線のベストエフォート型のサービスであり、「たまにストレスを感じる」可能性は格安SIMに限らず大手キャリアのサービスでもある。時間帯や場所別では、「特定の場所やエリア」で「よくストレスを感じる」と「たまにストレスを感じる」の合計が65.5%と最も多い。一方、時間帯別では「朝の時間帯」に特にストレスが少なく(同43.7%)、それ以外でも「お昼」(同56.4%)、「夕方」(55.0%)、「夜」(52.4%)は全体を下回った。格安SIMでは昼の時間帯の速度低下が指摘されることが多いが、利用者は時間帯よりも特定の場所やエリアでの速度低下にストレスを感じている比率が高く、速度低下のストレスが格安SIMの特有の課題ではない可能性もある。

【報道発表資料】
格安SIM利用率上位8サービスの利用者満足度は約70%

WirelessWire Weekly

おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)

登録はこちら

岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。