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外国人観光客にもっと「そば」の魅力を! そばアレルギーの認知を目指して「そばアレルギータトゥーチェッカー」体験イベント、浅草で開催

2016.07.27

Updated by Hitoshi Sato on 7月 27, 2016, 08:30 am JST

日本のサラリーマンなら誰もが1度は「富士そば」でそばを食べたことがあるだろう。日本を代表する立ち食いそばチェーン店「名代富士そば」は、外国人観光客に対しそばアレルギーの認知の拡大を図るために、「そばアレルギータトゥーチェッカー体験イベント」を2016年7月7日に浅草 Lion Building Studioで実施した。

本イベントは、日本古来の食文化である「そば」を外国人観光客に広める活動の一環として、外国人観光客に認知の低いそばアレルギーについて知ってもらい、自らテストしてもらうために開発された「そばアレルギータトゥーチェッカー」の体験を目的に、外国人観光客に大人気スポットの浅草で開催した。

外国人にも喜ばれるデザインの「そばアレルギータトゥーチェッカー」

開発したのは札幌市の国道230号線沿いに集まるそば店の団体「230そば街道推進委員会」。アレルギー診断というのは本来はネガティブなチェックで、アレルギーがあると診断されたら残念な気持ちになりがちだが、「そばアレルギータトゥーチェッカー」には、「アレルギーがあってもちょっと嬉しくなる。そばが食べられなくてもちょっとラッキーだと思える。アレルギーチェックやその診断結果を楽しいものに変換したい」という思いが込められている。デザインを観光客に喜ばれそうな浮世絵スタイルにすることで、アレルギーチェック自体が日本旅行の思い出にもなり、海外への発信力もあるものになっている。

皮膚に小さな傷(プリック)をつけ、その上からそば湯を塗ったステッカーを貼ることでプリックテストを行うのだそうだ。そばのアレルゲンにアレルギー反応を起こすと、赤くなった皮膚がステッカーの絵の一部から浮き出てくるように見えることで絵柄が完成する。つまりそばアレルギーがある人は赤くなってしまい、絵が完成したように見えるが、そばアレルギーのない人(そばを食べても問題ない人)は赤くならないので、絵は完成しない白黒のままだ。皮膚に日本を代表する絵柄を貼るので、外国人にも大人気だった。

▼そばアレルギーがなければ、赤色に変わらない「そばアレルギータトゥーチェッカー」
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イベント当日はとても天候に恵まれ、浅草観光に来た多くの外国人観光客の方が会場に訪れた。アレルギーチェックを行った方からは、「おもしろい!」「楽しい!」「そばアレルギーがあるのを知らなかったので、知ったことでより日本への旅行を楽しめるようになった」といった声や、そばアレルギーについての話を興味深く聞いて下さる方も見られるなど、好評だった。

最近では海外でもそばを食べられることが多くなった。日本のエアラインだと機内食で小さなそばが出ることもある。今回の「そばアレルギータトゥーチェッカー」を通じて、日本だけでなく海外でも安心してそばを食べられるようになるだろうし、和食のことをもっとよく知ることができるだろう。

名代富士そば代表取締役の丹有樹氏は今回のイベントに対し「そばアレルギーを知らない外国人観光客の方に、楽しく気軽に参加をしてもらい、そばアレルギーチェックをすることで、そばを安心して美味しく食べてもらえることがとても嬉しいです」とコメントしている。

▼デザインは外国人に大人気の和柄のタトゥー。これだけでも大喜びだ。
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▼「そばアレルギータトゥーチェッカー」に興味津々で話を聞く人の姿も見られた
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【参照情報】
外国人観光客にもっと和食を楽しんでもらいたい! そばアレルギーの認知を拡大そばアレルギータトゥーチェッカー体験イベント 外国人に大人気の浅草で実施!

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佐藤 仁(さとう・ひとし)

2010年12月より情報通信総合研究所にてグローバルガバナンスにおける情報通信の果たす役割や技術動向に関する調査・研究に従事している。情報通信技術の発展によって世界は大きく変わってきたが、それらはグローバルガバナンスの中でどのような位置付けにあるのか、そして国際秩序と日本社会にどのような影響を与えて、未来をどのように変えていくのかを研究している。修士(国際政治学)、修士(社会デザイン学)。近著では「情報通信アウトルック2014:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)、「情報通信アウトルック2013:ビッグデータが社会を変える」(NTT出版・共著)など。

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