東芝とアルパイン、ドローンによる電力インフラ巡視・点検システムで提携

2016.09.06

Updated by Asako Itagaki on 9月 6, 2016, 08:11 am JST

東芝とアルパインは、産業用ドローンによる電力インフラの巡視点検サービス分野で提携する。東芝の画像処理技術、IoT技術とアルパインの地図情報連携技術や車載システムインテグレーション技術で、ドローンによる電力インフラ事業者向け巡視点検システムを構築する。2017年度中の実用化を目指す。

送電線の点検にドローン撮影を使用することで、高所の送電線や鉄塔上部の画像を撮影することができ、迅速な状況把握・作業時間の短縮・安全性の向上につながる。アルパインの航行制御技術でドローンを安全に効率よく飛行させ、撮影した画像は東芝のIoT基盤上に構築したシステムで処理して送電線のアーク痕などの要点検箇所を短時間で検出する。

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東芝のIoT基盤では、センサーから得られた画像や数値データをこれまでにエネルギー領域で蓄積してきたノウハウを活かして収集・蓄積・分析することで、データの見える化や利活用を実現するシステムを提供している。ドローンで撮影した画像をIoT基盤上に構築した画像処理や機械学習により分析することで、電力インフラ設備・施設の安全で高効率な点検作業に貢献する。

現在、電力インフラ事業による送電線や鉄塔の巡視点検は、熟練した保全作業員による目視点検が主流となっている。山間部などのアクセスしづらい場所の点検や、高所作業の危険などが課題となっていた。

両社は今後、国内外のさまざまな社会インフラ設備・施設にドローンを活用した巡視・点検サービス事業展開を目指す。

【報道発表資料】
東芝とアルパインが産業用ドローンサービス事業で提携

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板垣 朝子(いたがき・あさこ)

WirelessWire News編集長。独立系SIerにてシステムコンサルティングに従事した後、1995年から情報通信分野を中心にフリーで執筆活動を行う。2013年春、長年住んだ中目黒を離れて、世界一高い電波塔の近所で下町生活を満喫中。

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