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アップル(Apple)のティム・クック(Tim Cook)CEOが、米ABC Newsとのインタビューのなかで、VR(Virtual Reality)とAR(Augmented Reality)とを比較し、「ARのほうにより大きな可能性が感じる」などと発言したと複数の媒体が伝えている。

ABCの朝番組「Good Morning America(GMA)」で放映されたこのインタビューのなかで、クック氏は「VRとARはいずれも非常に興味深いもの」としながら、「私の考えでは、現時点ではARにより可能性がある」との見方を示し、その理由として、複数の人間が実際はそこに存在しないものや人などを見るという視覚的体験を共有できることを挙げたという。また「専用のヘッドセットなどで没入的な体験を提供するVRよりも、ARに大きなビジネスチャンスがあるだろう」とした上で、VRについては教育やゲームなどの分野で可能性があると指摘したという。

アップルがVR/AR関連同分野での企業買収や人材獲得を活発化させており、同社社内にすでに数百人規模の開発チームが形成されているとする情報筋の話が今年に入って報じられていた。このため、今回の話題に触れたCNETでは、アップル社内での取り組みについて、VRヘッドセットではなく、AR関連製品の開発が進められているのではないかと示唆している。

【参照情報】
Exclusive: Why Apple CEO Tim Cook Prefers Augmented Reality Over Virtual Reality - ABC News
Tim Cook says augmented reality will be bigger than virtual reality - The Verge
Tim Cook sees a bigger future for AR than VR - CNET

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