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サムスン(Samsung)が韓国で、最新スマートフォン「Galaxy Note 7」に搭載されるバッテリーの加熱・発火を回避するために、バッテリーの充電上限を60%に抑えるソフトウェア・アップデートをリリースする準備を進めているという。

サムスンはこのアップデートを韓国時間20日の午前2時から自動的に配信する予定。ただし、このアップデートが韓国以外の市場でも配布されるかなどは現時点では明らかにされていない。サムスンは、この問題を明らかにした時点で10カ国で「Galaxy Note 7」をリリースしており、この問題の影響を受ける可能性のある端末の数を約250万台としていた。

サムスンは、この問題の解決に向けて「Galaxy Note 7」の交換プログラムを自主的に実施することをすでに発表しており、韓国市場では19日から交換用の新品が提供される予定になっている。今回明らかになったアップデートのリリースは、端末の交換プログラムと並行して実施される一種の応急措置で、すでに消費者安全委員会(U.S. Consumer Product Safety Commission、CPSC)が正式なリコール発令に向けて動き出している米国などでは、アップデートがリリースされない可能性も高いとWSJは記している。

サムスンの「Galaxy Note 7」をめぐっては、同製品の一部に搭載されているリチウムイオンバッテリーに問題が見つかり、発火・爆発の恐れがあるとしてが同社が自主交換プログラムを発表。その後、米国ではCPSCと連名で同端末の使用中止を呼びかける発表を行っていたが、具体的な交換の開始時期などはまだ明らかにされていない。また、同端末については、すでに世界中の航空安全機関が航空機内での充電や使用を行わないよう勧告しており、多数の航空会社が航空機内での使用を禁止していた。

なお、同日には中国でも「Galaxy Note 7」1858台を対象としたリコールが発表されており、この問題がさらに拡大する可能性も高まっているとWSJは記している。


(「Galaxy Note 7」のバッテリー爆発と出荷停止を伝えた米ABCのニュース)

【参照情報】
Samsung Plans Software Update to Cut Galaxy Note 7 Fire Risk - WSJ
Samsung Caps Note 7 Battery Charging to Prevent Overheating - Bloomberg
Samsung to cap Note 7 battery charge in South Korea via software update - Reuters

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