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ソフトバンクと日本通信が相互接続、1日5時間高速通信や10分かけ放題などMVNOに新プラン

2017.02.02

Updated by Naohisa Iwamoto on 2月 2, 2017, 06:25 am JST

MVNOに関連したニュースが相次いだ。1つは、MVNOのサービスの基盤となる相互接続の話題で、ソフトバンクと日本通信が相互接続に関して合意したというもの。3月22日にサービスを開始する。新しいプランの提供としては、ソニーネットワークコミュニケーションズの「nuroモバイル」が「5時間プラン」、NTTコミュニケーションズの「OCN モバイル ONE」が「OCNでんわ 10分かけ放題オプション」をアナウンスしている。

日本通信は2月1日、ソフトバンクとの間で相互接続に合意し、協定書を締結したと発表した。日本通信は2015年8月にソフトバンクに相互接続を申し入れていたが、協議が不調に終わり、2016年9月に総務省に対して「接続協定に関する命令申立書」を提出していた。2017年1月27日に紛争処理委員会から総務大臣に答申が行われ、相互接続の解釈が明確になったことを受けて、ソフトバンクと日本通信が協議を行い合意に至った。日本通信は3月22日にソフトバンクのSIMを使ったモバイル通信サービスを提供する。これによって、SIMロックがかかっているソフトバンクのiPhoneやiPadで、いわゆる格安SIMサービスが利用できるようになる。

2月1日に提供を開始したMVNOの新プランから、注目のプランを紹介する。1つはソニーネットワークコミュニケーションズが「nuroモバイル」に追加した新プラン。「5時間プラン」と名付けたもので、データ通信のみで月額2500円、音声通話付きで月額3200円のサービスとなる。特徴は、1日5時間まで高速通信が可能という、時間保証型プランであること。5時間を超えると200kbpsに制限されるが、5時間以内はデータ容量を気にすることなく高速通信を利用できる。5時間のカウントは一定以上のデータ容量を通信している時間として自動的に行われる。テキストベースなどの低速通信や、通信をしていないときは自動的にカウントから除外される。判断しにくい通信容量ではなく、直感的にわかりやすい「時間」を基準にすることで、新しい使いやすさを提案する。このほか、「5分かけ放題」「パケットギフト」などのサービスも同時に開始している。

もう1つは、NTTコミュニケーションズの「OCN モバイル ONE」のオプションの改定。これまで5分間までの通話がかけ放題の「OCNでんわ 5分かけ放題オプション」を提供していたが、2月1日に1回の通話時間制限を10分に延長した「同 10分かけ放題オプション」へとリニューアルした。月額850円のオプション料金は変更なく、既存の利用者はそのまま手続きなどなく新オプションが適用になる。ソフトバンクのY!mobileブランドのサービスでは10分かけ放題オプションが提供されていたが、MVNOでは5分かけ放題が主流だった。通話を重視する層には、メリットが見えやすいオプションで、今後の他社の動向が注目される。

【報道発表資料】
日本通信、ソフトバンクと相互接続に関して合意 3月22日にサービス開始
「nuroモバイル」、3つの機能が新登場
「OCN モバイル ONE」音声対応SIMに「OCNでんわ 10分かけ放題オプション」が登場

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。