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猫探しIoTの「ねこもに」、ねこ捜索サービス保険を付帯してサービス開始

2017.06.20

Updated by Naohisa Iwamoto on June 20, 2017, 06:25 am JST

猫好きの人にとっては、飼い猫の行方がわからなくなることは大きな衝撃だろう。そんな人に向けて、猫の居場所をIoTで“見える化”するサービスが2017年6月19日に始まった。豆蔵ホールディングス傘下の事業会社オープンストリームが提供する「ねこもに」だ。

ねこもには、猫につける首輪に発信機を内蔵することで、現在の猫の位置を特定できる迷い猫の位置特定IoTサービスおよびアプリ。オープンストリームが2016年10月に開発を表明し、評判を得ていたサービスが実際に提供開始となった。具体的には、iPhoneに専用アプリをインストールし、猫には首輪などを使って発信機を付け、双方をペアリングする。その後、発信機が発するBLE(Bluetooth Low Energy)の信号の状態から、iPhone上の専用アプリの地図に「猫がいそうなエリア」を標示する。飼い主がiPhoneを持って移動することで、位置の推定が繰り返されながらエリアが絞り込まれていく。BLEによる信号の通信有効距離は最大約75mだという。

今回、サービスの提供開始と同時に、「ペット探偵による ねこ捜索サービス保険」を付帯することになった。この保険は、ねこもにの利用者にさらなる安心を提供するために、東京海上日動火災保険と共同で開発を進めてきたものだという。ねこもにを利用する飼い主が自分自身で猫を探しきれない場合に保険でサポートすることで、安心の提供と迷い猫ゼロを目指す。保険では、不測かつ突発的な事故で発信機に損害が生じた場合の製品交換費用、ねこもにの発信機を装着した猫の捜索が自力で困難な場合にペット探偵社に捜索を依頼する費用--を補償する。ねこもにを利用する飼い主が、ねこもにを使って自分自身で猫を探しきれない場合であっても、捜索作業を保険でサポートすることで安心の提供と迷い猫ゼロを目指す。

【報道発表資料】
ねこさがし IoT サービス「ねこもに」提供開始!「ペット探偵による ねこ捜索サービス保険」を付帯

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。