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ソフトバンクとノキアが5G実証実験、4.5GHz帯でビームフォーミングなど活用

2017.08.17

Updated by Naohisa Iwamoto on 8月 17, 2017, 06:25 am JST

ソフトバンクは、ノキアソリューションズ&ネットワークス(以下、ノキア)と、5Gの商用サービスに向けた実証実験を開始する契約を締結した。都市部で商用ネットワークに近い環境を用いて実証実験を行う。

具体的には、4.5GHz帯を利用し、ビームフォーミング技術を応用した空間分割技術を使ったギガビットクラスの通信速度を実現する実証実験となる。ノキアは、Nokia AirFrameクラウドRANやAirScale商用基地局を含む5G早期導入ソリューションの「Nokia 5G FIRST」をベースに、マルチユーザーMIMOソリューションを提供する。実験では、個々のアクティブユーザーに対して、ビームフォーミングで細く絞った電波で無線伝送を行う。これにより、他のユーザーとの通信干渉を抑える効果を得ることで、周波数利用効率やセルエッジでの性能の向上を目指す。

ソフトバンクは、5G向けの候補周波数帯の実験局免許を2016年8月に取得。5Gの要素技術を用いた超高速ブロードバンド通信、超低遅延通信などの検証を実施している。また、4.5GHz帯を使った5Gの実証実験に関してはZTEコーポレーションとも契約を締結し、5GネットワークでMassive MIMOを提供するための実証実験や検証を行う予定がある。

ノキアは、国内の移動体通信事業者とは、KDDI、NTTドコモとも共同で実証実験を行っている。KDDIとは、28GHz帯の5Gを使って集合住宅に向けた高速通信の提供を確認、NTTドコモとはインテルと共同で4.5GHz帯のエンドツーエンドのアプリケーション試験を行っている。ソフトバンクとも実証実験を行うことで、ノキアは国内の大手3事業者と5Gへの移行でも協力関係を築くことになる。

【報道発表資料】
5Gの商用サービスに向けた実証実験に関する契約締結
ノキア、NTTドコモと日本における5Gエコシステム実現に向け、4.5GHz帯で初の主要な試験を開始

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。