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IoT通信の消費電力低減技術や月額400円からのIoT向けプラン、ドコモが提供へ

2017.09.28

Updated by Naohisa Iwamoto on 9月 28, 2017, 06:25 am JST

NTTドコモが法人向けのIoTソリューションに対応した新技術と新料金プランを発表した。IoTの利用が広まる中で、技術面とサービス面の双方でユーザーを支援する。

技術面では、IoT通信機器の消費電力を低減させる「eDRX(extended Discontinuous Reception)」の提供を2017年10月2日に開始する。ドコモではこれまで、間欠受信をすることで消費電力を抑える従来技術の「DRX」を利用しているが、eDRXは間欠受信のスリープ時間を大幅に延長することで一層の低消費電力性を実現した。eDRXは、IoT通信技術として有効性が期待されるLPWA(Low Power Wide Area)技術の中でもLTEを利用したCat.1やLTE-M、NB-IoTといった通信技術と組み合わせることが可能で、従来比で約80%の消費電力低減が期待できる。eDRXの提供は東京都市部で開始し、2017年度末に全国のLTEエリアに拡大する予定だ。

また消費電力を低減できるUIMカード(SIM)の「ドコモUIM(M2M)バージョン6)」も開発し、2017年内に提供を開始する。低消費電力UIMの利用で、約50%の消費電力低減が可能で、eDRXと合わせることで従来の約10分の消費電力でIoT通信が行えるようになる。電池駆動によりIoT機器を長期間利用するような用途で有効に利用できる。

サービス面では、IoT市場拡大に伴うIoT通信の需要喚起を狙い、月額400円からの利用が可能なIoT向け料金プランを2017年10月2日に開始する。センサーデータの転送など小容量のデータ利用を想定した「IoTプラン」と、画像監視やIoTゲートウエイ装置からの通信など大容量データ利用を想定した「IoTプランHS」の2種類を用意する。

IoTプランは2年定期契約ありの場合で、基本使用料が月額400円。通信速度は送受信128kbpsで、約30MB(922円)分の無料通信が含まれる。無料通信超過分は0.03円/KBが加算されて上限は1200円となる。IoTプランHSは、同じく2年定期契約で基本料金が600円。LTEの高速通信が可能(3GB超は最大128kbps)で、、約150MB(4608円)分の無料通信が含まれる。超過料金は同じく0.03円/KBで、上限は2900円となる。

これに伴い、これまでドコモがIoT通信向けに提供してきた「LTEユビキタスプラン」(月額600円から)は、2018年1月31日をもって新規受付を終了する。

【報道発表資料】
IoT通信機器の消費電力を約5分の1に低減するeDRX技術を提供開始
新たなIoT向け料金プラン「IoTプラン」「IoTプランHS」を提供開始

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。