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エッジコンピューティングを軸に付加価値創出、「Edgecrossコンソーシアム」設立

2017.11.07

Updated by Naohisa Iwamoto on 11月 7, 2017, 06:25 am JST

企業や産業の枠を超えてエッジコンピューティング領域を軸にした新しい付加価値の創出を目指すコンソーシアムが、大手6社の合意によって設立されることになった。「Edgecrossコンソーシアム」の名称で、2017年11月29日に設立を予定している。

Edgecrossコンソーシアムの設立に合意したのは、アドバンテック、オムロン、NEC、日本IBM、日本オラクル、三菱電機の6社。世界で進むIoT化や、日本政府が提唱するサイバー空間とフィジカル空間(実空間)が高度に融合した超スマート社会実現への取り組みである「Society5.0」、日本の産業が目指す姿のコンセプトである「Connected Industries」の活動に寄与することを目指す。

コンソーシアムでは当初、ファクトリーオートメーション(FA)とITの協調を実現するソフトウエアプラットフォーム「Edgecross」の普及推進を目的とする。Edgecrossは日本発のオープンなエッジコンピューティング領域のソフトウエアプラットフォーム。特徴としては、生産現場に近い場所でデータ分析や診断をすることで、リアルタイムなフィードバックを行うことがある。また、生産現場の大量なデータを階層化、抽象化して管理することでデータ活用を容易にしたり、多様なアプリケーションをエッジコンピューティング領域で活用可能にしたりすることも特徴とする。さらにベンダーの違いを問わないデータ収集、FAとITのシームレスな連携、様々なメーカーの産業用PC上での動作なども可能になる。

Edgecrossについては、コンソーシアムがプロモーションや使用策定、対応製品の認証などを行う。また、マーケットプレイスの運営などによる会員各社の販売支援、部会活動などによる企業や産業の枠を超えた協力体制、協働の場の提供、大学や研究所など学術機関や関係団体との連携も行う。今後は、グローバルでの活動も含めて、多様な産業への適用の拡大を目指すという。

【報道発表資料】
「Edgecrossコンソーシアム」設立のお知らせ(オムロンのサイトのニュースリリース)

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。