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体験学習でIoTセキュリティ人材を育成、NTTコムなどが教育プログラムを開講へ

2017.11.30

Updated by Naohisa Iwamoto on 11月 30, 2017, 06:25 am JST

IoTの普及は、これまでサイバー攻撃の対象になりにくかった基幹業務システムや工場の制御システムなどを攻撃のターゲットへと変えつつある。こうした中で、IoTセキュリティ技術を持つ人材を育成するため、実践的な体験学習を含んだ学習プログラムをNTTコミュニケーションズ(NTTコム)などが開始する。

プログラムは、ICS研究所、NTTコム、NTTセキュリティ・ジャパン(NTTセキュリティ)の3社が協力ベンダー企業とともに提供するもの。実践的なIoTセキュリティ技術を持つ人材の育成を目的として、「講義形式の学習」と「ハンズオン(体験型学習)環境の実習」を同時に提供する。プログラムは2018年2月1日に開講、受講者と協力ベンダー企業の追加の募集は2017年11月29日に開始する。

基本となる「学習プログラム」では、Eラーニングおよび実際の講義形式のセミナー研修を併せて実施。サイバー攻撃の脅威を理解するとともに、被害を防ぐためのシステム設計構築方法やインシデント対処方法などを学習できる。こちらは有料のプログラムとなる。

一方、「技術検証プログラム」は有料の学習プログラムの受講者に無料で提供するもの。実際の業務で利用するような製造/制御システムや装置の一部を用意し、体験型学習を実施する。ここでは、事前に学習プログラムで学んだセキュリティ技術や知識を使って、実際のシステムや装置で体験が可能になる。複数の協力ベンダー企業のセキュリティ対策製品、製造/制御システムを構成する装置、試験用ツールなどを使って、技術検証や課題解決についての体験できる。

体験型学習環境は、3社が協力して構築する。その中でもICS研究所は、重要インフラや工場などで導入されているセキュリティ対策技術と、教育コンテンツなどを提供。NTTコムは体験型学習環境の基盤となるネットワーク、クラウドサービスを提供する。またNTTセキュリティはIT領域のサイバーセキュリティ対策技術やノウハウ、試験用ツールなどを提供する。協力ベンダー企業は、2017年11月29日の発表時点でカスペルスキー、日本シノプシス、アズビル セキュリティフライデー、トレンドマイクロ、マカフィーが名を連ねており、さらなる参加を募っている。

【報道発表資料】
ICS研究所・NTT Com・NTTセキュリティの3社が、サイバー攻撃に備えた実践的なIoTセキュリティ対策の体験学習プログラムを開始

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。