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横浜「JOINUS」でIoTを使った来店状況を分析、KDDIなどが実証へ

2018.01.25

Updated by Naohisa Iwamoto on 1月 25, 2018, 06:25 am JST

大規模なリアルの商業施設において、IoTを活用した来店状況の分析の実証実験が始まる。相模鉄道本線横浜駅と一体化した商業施設「JOINUS」で、KDDIなどが2018年2月に開始するものだ。

▼IoT実証実験のイメージ(KDDIのニュースリリースより)
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実証実験では、JOINUSへの来店客の顧客動線と顧客属性を組み合わせ、来店状況を分析した上で店舗レイアウトの改善やO2Oプロモーションの促進などを推進し、新しい買い物体験の提供を目指す。具体的には、JOINUSの各出入り口やロビーなどの主要地点に複数のIoTセンサーを設置し、来店客が所有するスマートフォンからWi-Fiを通じて時間ごとの来店者数などの顧客動線を把握する。さらに店舗のクーポンを利用できるスマートフォンアプリ「NEARLY」によって、アプリ利用者の属性情報を統計的に把握する。この両者のデータを解析することで、来店状況を分析して新しい買い物体験の提供やサービス改善につなげる。

実証実験は、KDDIをはじめとした複数の企業が共同で実施する。KDDIは実証実験でデータを収集・解析するIoT基盤を提供。韓国のZOYI CorporationがIoTセンサーなどのシステムを、ipocaがスマートフォンアプリ「NEARLY」をそれぞれ提供する。IoTセンサーから得られたデータはARISEが分析し、KDDI、ipocaとともにクライアントであるJOINUSを運営する相鉄ビルマネジメントに可視化した分析結果をフィードバックする。

KDDI、ZOYI、ARISE、ipocaの各社は、今回の実証実験で得た成果を、今後の商用化や、他のショッピングセンターへの応用へとつなげたい考えだ。

【報道発表資料】
顧客動線と顧客属性を組み合わせた商業施設の来店状況を分析する実証実験を実施

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。