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Armのセキュアクラウドにサイバートラストの「SIOTP認証局」が連携、国内の認証局として初

2018.04.24

Updated by Naohisa Iwamoto on April 24, 2018, 06:25 am JST

IoT機器を販売したりサービスに利用したりする際に、セキュアな運用を実現するには高度なセキュリティの実装知識が求められる。こうした状況に対して、サイバートラストと英Armが連携して、高度なセキュリティの実装知識がなくても電子証明書によるIoT機器の安全な認証機能を利用できるサービスを提供する。

サイバートラストとArmの連携では、Armが提供するセキュアなIoTデバイス管理を実現するクラウドサービス「Arm Mbed Cloud」の第三者認証局連携機能に、サイバートラストが提供するセキュアIoTプラットフォーム認証局(SIOTP認証局)を対応させる。国内で運用されている認証局として、Arm Mbed Cloudの連携機能に対応するのはSIOTP認証局が初めてとなるという。

Arm Mbed Cloudは、Armが提供するIoT デバイスプラットフォームである「Arm Mbed」にIoTデバイス管理機能を提供するクラウドサービス。サイバートラストのSIOTP認証局と連携することで、Arm Mbed上で利用するIoT機器を電子証明書によって信頼性の高い認証が行えるようになる。今回のSIOTP認証局の第三者認証局連携機能への対応で、IoT機器は初めてArm Mbed Cloudに接続する際に自動的にSIOTP認証局と連携し、IoT機器用のデバイス固有の電子証明書をSIOTP認証局から取得する。信頼性の高い認証局から電子証明書を得ることで、その後のIoT機器の運用において、電子証明書を使ったIoT機器の安全な認証を実現できるようになる。

今回の取り組みは、2018年4月3日にサイバートラストがArmとの間でArmの「Mbedパートナー」の契約を締結したことを受けた具体的な取り組みの第一弾。今後、サイバートラストは、Arm Mbedとの連携を推進し、電子認証によるIoT機器の管理、チップレベルでの鍵管理、セキュアOTA(Over the Air)によるソフトウエアやファームウエアの更新といったIoT機器のライフサイクルを通じたセキュアな管理運用を支える仕組みづくりに取り組む。

【報道発表資料】
セキュア IoT プラットフォーム認証局が、「Arm Mbed Cloud」の第三者認証局連携機能に対応

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。