画像はイメージです original image: © DragonImages - Fotolia.com
オンラインツールを使ったキーレスモデルの盗難に「できることはない」 ほか
Automotive Cybersecurity News May 1st week,2018
2018.05.08
Updated by Wataru Nakamura on May 8, 2018, 07:00 am JST
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Automotive Cybersecurity News May 1st week,2018
2018.05.08
Updated by Wataru Nakamura on May 8, 2018, 07:00 am JST
フォルクスワーゲン、アウディのインフォテイメントシステムに遠隔ハッキングのリスク【Slash Gear】
コンピューテストというサイバーセキュリティ企業が、アウディやフォルクスワーゲン製の一部自動車に搭載されているインフォテイメントシステムについて、遠隔ハッキングのリスクがあることを発見。ハーマン製の当該インフォテイメントシステムはWi-Fi通信を通じてハッキングが可能だといい、自動車のBluetooth機能を使った通話を盗聴されたり、ユーザーのアドレス帳や通話履歴などアクセスされる恐れがあるという。
原文:VW and Audi cars have infotainment systems vulnerable to remote hacking
BMW、オンラインツールを使ったキーレスモデルの盗難に「できることはない」【Daily Mail】
BMWは、ネット上で広く入手可能なツールによって盗難が急増する自社のキーレスモデルの脆弱性について「できることはない」と顧客へのメールのなかで認めた。同社の「コンフォートアクセス」を搭載する自動車では、オーナーがスマートキーを持って自動車に近づいたり離れたりすることで施錠やロック解除などができるが、盗難はこのスマートキーの信号を「リレーボックス」と呼ばれるツールで延長することで行われている。
自動運転車の安全を確保する技術を開発するレグルス・サイバー【Tech Crunch】
イスラエルのセキュリティベンチャーであるレグルス・サイバーは、既製のアンテナの独自配列と社内開発したソフトウェアによって、GPS信号が本物かハッカーによるフェイクかを見分けるシステムを開発している。同技術はもともとドローン向けに開発されたものだが、あらゆる自律型の交通技術に応用できるという。
原文:Regulus Cyber Launches with a technology to secure autonomous vehicles
嘘か真か:コネクティッドカーセキュリティの未来を理解するために【SCmagazine】
カスペルスキーのトランスポーテーション・セキュリティ部門の責任者を務めるセルゲイ・ゾーリン氏が、コネクティッドカーのセキュリティに関する将来的な懸念について、事実と間違った認識を線引きする形で言及。「ハッカーはハッキングした車の位置情報をトラッキングしたり、車内の音声や映像のデータを不正取得することができる」、「ハッキングはドライバーの個人情報を不正利用・売却するために行われる可能性がある」といったことは事実としたいっぽう、「ハッカーは車のコントロールを完全に奪うことができる」、「自動車業界のあり方が脆弱性の問題を生み出している」といった認識は誤りとしている。
原文:Fact vs. Fiction: Understanding the Future of Connected Car Security
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登録はこちら1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。