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ブラックベリーCEO「自動運転車はハッキングされれば最悪の武器になり得る」 ほか

Automotive Cybersecurity News September 3rd week,2018

2018.09.21

Updated by Wataru Nakamura on September 21, 2018, 17:00 pm JST

Karamba Security、Auto-ISACの戦略パートナーに選出【Business Wire】
自動車向けにエンドツーエンドのサイバーセキュリティソリューションを提供するイスラエルのカランバ・セキュリティ(Karamba Security:以下、カランバ)は9月17日、自動車のサイバーセキュリティ強化に向けたイニシアティブである自動車情報共有分析センター(Auto-ISAC)の戦略パートナーに選出されたことを発表。カランバはECU(電子制御ユニット)への攻撃に関するフォレンジックデータなど、自動車に対する攻撃活動の調査分析結果をAuto-ISACやそのメンバー企業に提供することになるという。

原文:Karamba Security Selected as an Auto-ISAC Strategic Partner

インフィニオン、米国でのIoTセキュリティ研究開発プログラムを拡大【Automotive World】
半導体大手の独インフィニオン・テクノロジーズは9月17日、カーネギーメロン大学のCylab Security and Privacy Instituteとのパートナーシップを発表。両者が協力するSecurity Research Groupは、スマートカードやID文書、コンピューターセキュリティのイノベーションから、スマートホームやインダストリー4.0、スマートシティ、自動運転技術による交通システムなどに利用されるコネクティッドデバイスの安全性確保まで、次世代のセキュリティソリューションにフォーカスする。

原文:Infineon expands U.S.-based IoT security research and development programs

ブラックベリー、IoTデバイス向けセキュリティプラットフォーム「Spark」をリリース【mobilesyrup】
ブラックベリーはあらゆるものがネット接続された仕事場の管理やIoTデバイスの安全性確保のための法人向け製品「Spark」をリリース。同社が「EoT(Enterprise of things)プラットフォーム」と呼ぶSparkは、自動運転車から産業機器、スマートスピーカーまで様々なIoT製品向けにミリタリーグレードのセキュリティを提供するという。

原文:BlackBerry launches ‘Spark platform' to secure IoT devices and more

ブラックベリーCEO「自動運転車はハッキングされれば最悪の武器になり得る」【Finantial Post】
ブラックベリーのジョン・チェンCEOが自動運転車の脆弱性に言及。「自動運転車ソフトウェアに関するコード行数は一般的な戦闘機よりも多く、ハッカーのつけ入る隙も多い」としながら、「ウィルスに感染したりハッカーに乗っ取られた自動運転車は最悪の武器になり得る」と警鐘を鳴らしている。

原文:BlackBerry CEO John Chen warns driverless cars could turn into fully loaded weapons if hacked

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。