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中国、自殺防止に活用されるAI技術 ほか

AI News November 2nd week,2019

2019.11.14

Updated by Wataru Nakamura on November 14, 2019, 16:00 pm JST

OpenAI、「危険過ぎる」と懸念した文章生成AIをリリース【The Verge 11/7】
AI開発の非営利組織「Open AI」は米国時間11月5日のブログ記事の中で、同組織が開発した文章生成AI「GPT-2」のフルバージョンをリリースを発表。今年2月に発表されたこのAIツールは、フェイクニュースやスパムなどへの悪用のリスクがあるとしてフルバージョンのリリースが控えられていた。OpenAIは今回のリリースにあたって「これまでにGPT-2の悪用を示す証拠は見つかっていない」としている。

原文:OpenAI has published the text-generating AI it said was too dangerous to share

中国、自殺防止に活用されるAI技術【BBC 11/9】
アムステルダム自由大学のAI研究者であるHuang Zhisheng氏は、AIを活用したプログラムでSNS上の投稿を分析し、ボランティアと協力して自殺防止に役立てる取り組み「Tree Hole Rescue」を進めている。このAIプログラムはWeibo(中国のTwitterのようなSNS)上の投稿から自殺の危険度を1〜10でランク付けするもので、中国で活動する自殺防止ボランティアと連携することで、2018年からこれまでに700人以上の自殺防止に役立ってきたという。

原文:The Chinese suicides prevented by AI from afar

AIベースのエンタープライズサーチのCoveo、評価額10億ドル以上で1億7200万ドルを調達【Tech Crunch 11/6】
カナダのAIスタートアップであるコヴェオ(Coveo)は先ごろ、新たに10億ドル以上の評価額で1億7200万ドルを調達。コヴェオはAIを活用したクラウドベースのエンタープライズ検索・パーソナリゼーションサービスを提供しており、セールスフォースやビザ、ハネウェルなどの大手企業を含む約500社の顧客にサービスを提供している。

原文:Coveo raises US$172M at $1B+ valuation for AI-based enterprise search and personalization

中国AIスタートアップのメグヴィー、米禁輸措置対象リスト入りによる懸念でIPO延期を検討【South China Morning Post 11/5】
米政府のエンティティリスト(禁輸措置対象リスト)に掲載された中国AIスタートアップのメグヴィー(Megvii)が、十分な評価額を確保できない可能性への懸念から、香港でのIPOの延期を検討しているとする情報筋の話をBloombergが報道。アリババ・グループなどが支援するメグヴィーには、直近の資金調達で40億ドルという評価額が付いていたものの、関係者からは35億ドルの評価額を確保することも難しいと見る向きもある。

原文:China AI start-up Megvii considers delaying IPO on US trade blacklist concerns

不動産関連AI技術のHomeLight、新たに1億900万ドルを調達【Venture Beat 11/5】
住宅購入者と不動産エージェントをマッチングするAIベースのソフトウェア・サービスを開発するサンフランシスコのホームライト(HomeLight)は現地時間11月5日、新たに1億900万ドルの資金調達を発表。不動産分野のAIビジネスは近年急成長しており、2018年には不動産の将来的な価値や値動きを予想するAIを開発するイスラエル発のスカイラインAI(Skyline AI)が1800万ドルを調達していたほか、今年1月には商業不動産評価AIのジオフィ(Geophy)が3300万ドルを調達している。

原文:HomeLight raises $109 million for AI that matches home buyers with real estate agents

アストラゼネカ、中国に新薬・AI技術開発の新拠点を設立へ【Xconomy 11/6】
英医薬品メーカーのアストラゼネカ(AstraZeneca)は中国時間11月6日、中国国際輸入博覧会の中で、新薬研究およびAI開発の新たな拠点をいずれも上海に設立することを発表。また、中国のバイオテクノロジー分野のイノベーションを促進するために10億ドル規模のVCファンドを立ち上げたことも明らかにした。

原文:AstraZeneca Chooses China for R&D and AI Centers, $1B Biotech Fund

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。