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セキュリティ専門家がパスワードを予想してトランプ大統領のTwitterアカウントにアクセス(他2本)

Cyber Security News October 4th week,2020

2020.10.27

Updated by Wataru Nakamura on October 27, 2020, 13:41 pm JST

オランダのセキュリティ専門家、パスワードを予想してトランプ大統領のTwitterアカウントにアクセス【Tech Crunch 10/23】
オランダのセキュリティ専門家であるVictor Gevers氏が先ごろ、自らが予想したパスワードでトランプ大統領のTwitterアカウントにアクセスできたことを報告。パスワードは「maga2020!」で、アカウントは2段階認証で保護されていなかったという。なおGevers氏は同アカウントへのアクセスに成功した後、US-CERT(米国土安全保障省の情報セキュリティ対策組織)にセキュリティホールを報告するEメールを送り、パスワードはまもなく変更された。

原文:President Trump’s Twitter accessed by security expert who guessed password ‘maga2020!’

米1億8600万人分の有権者情報がダークウェブで売買されていることが判明【NBC 10/22】
米サイバーセキュリティ企業のTrustwaveは先ごろ、有権者1億8600万人を含む2億人以上の米国市民の個人を特定できる情報がダークウェブ(検索エンジンによりインデックス化されていないウェブ領域)で販売されていることを報告。名前やEメールアドレス、電話番号、有権者登録記録などを含むこれらのデータは、様々な企業から漏洩したデータや政府ウェブサイトの公開情報などをまとめたもので、ソーシャルメディアでのデマ拡散やEメールフィッシング、テキストおよび電話詐欺などに悪用される可能性がある。

原文:Cybersecurity company finds hacker selling info on 186 million U.S. voters

米ジョージア州ホール郡、大統領選の選挙インフラがランサムウェア被害に【CNN 10/22】
米ジョージア州のホール郡は10月7日、自治体ネットワークの重要システムがランサムウェア攻撃の被害に遭い、投票者の署名データベースや選挙区マップなどの選挙インフラが影響を受けたと発表。今回のランサムウェア攻撃は選挙システムのみを標的としたものではないと見られているが、2020年の米国大統領選に関連する選挙インフラがサイバー攻撃で直接的な被害を受けたのはこれが初めて。現時点では、この攻撃による市民の選挙プロセスへの影響はないとされている。

原文:Ransomware hits election infrastructure in Georgia county

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。