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企業の環境負荷低減に役立てられるローカル無線網(他2本)

5G News July 2nd week,2021

2021.07.15

Updated by Wataru Nakamura on July 15, 2021, 08:00 am JST

企業の環境負荷低減に役立てられるローカル無線網【Fierce Wireless 7/9】
スウェーデンのエリクソンは、米テキサス州で運営する5G基地局の製造工場で、空調システムの監視・制御にローカル5G網を活用してエネルギー消費量を25%、廃水量を75%削減することに成功した。ローカル無線網を空調システムに接続することで省エネやCO2排出量の削減を目指す企業は近年ますます増えつつあり、エリクソン傘下のネットワーク機器メーカーであるCradlepointでも、このようなローカル無線網で使用される無線ルーターの需要が高まっているという。

原文:Private networks help companies go green

独産業ロボット大手のKUKA、ローカル5G網導入でノキアと協力【Devdiscourse 7/8】
産業ロボットやインテリジェント・オートメーション関連ソリューションで知られるドイツのKUKAが、アウグスブルクの製造・開発拠点へのローカル5G網導入でノキアとパートナーシップを締結。KUKAは5Gの次世代仕様である3GPP リリース16およびリリース17のポテンシャルを最大限に引き出すために新たなローカル5G網を役立てるほか、ノキアのデジタル・オートメーション・クラウド(DAC)プラットフォームによって製品開発を加速させる。

原文:German robot manufacturer KUKA taps Nokia for 5G private wireless networking

AT&T、サムスンとクアルコム、テキサス大学の6G研究所立ち上げに協力【Fierce Wireless 7/8】
テキサス大学オースティン校は、AT&Tやサムスン、クアルコムなどの大手企業の支援を受けて6G研究施設の立ち上げを進めている。新たな研究施設は主に高度なセンシングや位置情報、機械学習機能、テラヘルツ帯の活用などの技術にフォーカスするといい、エヌビディアおよびインターデジタルを含めた5社の設立会員企業はそれぞれ少なくとも2つの研究プロジェクトに出資することになる。

原文:AT&T, Samsung, Qualcomm help launch 6G research center at University of Texas

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。