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東京工業大学・物質理工学院 一杉太郎教授

機械学習とロボットが勝手に新物質を産み出す時代が来ちゃったよ

Machine learning and Robots will generate New Materials on their own

2021.10.11

Updated by Schrodinger on October 11, 2021, 16:44 pm JST

シュレディンガーの水曜日(Schrödinger's Wednesday)、第3回は東京工業大学・物質理工学院 一杉太郎教授の登場です。まず何といっても名前が良い。別れの一本杉から桃太郎が鬼退治に出かけようとしている光景を思い浮かべずにはいられません。一杉研究室の最大の目標は、新物質の開発とその新機能開発。超伝導体・磁性体・光機能材料・イオン伝導体・誘電体などにおいて、固体化学および固体物理を土台として、卓越した特徴と性能を持つ新物質や界面の実現を目指していらっしゃいます。

この軸になる考え方が「アトムエンジニアリング」。ここにAIやロボットを利用することで、物質探索の可能性が劇的に広がったのだそうです。研究者の研究スタイルを変えちゃった、ということですね(下の写真は実際に一杉研究室で深夜にロボットがせっせと物質探索をしているところです)。

これのアプローチでどんなことが起きたのかを解説していただこう、というのが今回の目的です。何しろ深夜労働に勤しんだロボットが物質特許の取得を主張する可能性を否定できないので、「いやあ、おかげで夜はぐっすり寝られるようになりましたよ」という話ではなさそうです(何しろこの先生、多忙を極めております)。

ともあれ、連携研究したい企業の方はもちろん、物理の授業内容が物足りないと感じている高専の生徒さん・文系の大学生の皆さんも楽しく受講できますよ。

ようこそ「シュレディンガーの水曜日 第三夜」へ。

募集要項
10月20日(水曜日)
機械学習とロボットが新物質を発見したら「発見者」はロボットなのか?

講師 一杉太郎 東京工業大学・物質理工学院 教授

・日程:2021年10月20日(水曜)19:30-21:00(予定)
19時半からゆるゆると開講、30分くらい経つとようやくエンジンがかかってきます。予定終了時刻(21時)を過ぎたあたりから劇的に面白くなる可能性も。

・Zoomを利用したオンラインイベント:前日までに参加URLをメールでお送りします

・お申し込み:お申し込みは締め切りました。


「シュレディンガーの水曜日」は、毎週水曜日19時半に開講するサイエンスカフェです。毎週、国内最高レベルの研究者に最先端の知見をご披露いただきます。下記の4人のレギュラーコメンテータが運営しています。

原正彦(メインキャスター、MC):東京工業大学・物質理工学院応用科学系 教授原正彦(メインコメンテータ、MC):東京工業大学・物質理工学院・応用化学系 教授
1980年東京工業大学・有機材料工学科卒業、1983年修士修了、1988年工学博士。1981年から82年まで英国・マンチェスター大学・物理学科に留学。1985年4月から理化学研究所の高分子化学研究室・研究員。分子素子、エキゾチックナノ材料、局所時空間機能、創発機能(後に揺律機能)などの研究チームを主管、さらに理研-HYU連携研究センター長(韓国ソウル)、連携研究部門長を歴任。現在は東京工業大学教授、地球生命研究所(ELSI)化学進化ラボユニット兼務、理研客員研究員、国連大学客員教授を務める。

今泉洋(レギュラーコメンテータ):武蔵野美術大学・名誉教授今泉洋(レギュラーコメンテータ):武蔵野美術大学・名誉教授
武蔵野美術大学建築学科卒業後、建築の道を歩まず、雑誌や放送などのメディアビジネスに携わり、'80年代に米国でパーソナルコンピュータとネットワークの黎明期を体験。帰国後、出版社でネットワークサービスの運営などをてがけ、'99年に武蔵野美術大学デザイン情報学科創設とともに教授として着任。現在も新たな表現や創造的コラボレーションを可能にする学習の「場」実現に向け活動中。

増井俊之(レギュラーコメンテータ):慶應義塾大学環境情報学部教授増井俊之(レギュラーコメンテータ):慶應義塾大学環境情報学部教授
東京大学大学院を修了後、富士通、シャープ、ソニーコンピュータサイエンス研究所、産業技術総合研究所、米Appleにて研究職を歴任。2009年より現職。『POBox』や、簡単にスクリーンショットをアップできる『Gyazo』の開発者としても知られる、日本のユーザインターフェース研究の第一人者だがIT業界ではむしろ「気さくな発明おじさん」として有名。近著に『スマホに満足してますか?(ユーザインタフェースの心理学)(光文社新書)など。

竹田茂(司会進行およびMC):スタイル株式会社代表取締役/WirelessWireNews発行人竹田茂(司会進行およびMC):スタイル株式会社代表取締役/WirelessWireNews発行人
日経BP社でのインターネット事業開発の経験を経て、2004年にスタイル株式会社を設立。2010年にWirelessWireNewsを創刊。早稲田大学大学院国際情報通信研究科非常勤講師(1997~2003年)、独立行政法人情報処理推進機構・AI社会実装推進委員(2017年)、編著に『ネットコミュニティビジネス入門』(日経BP社)、『モビリティと人の未来 自動運転は人を幸せにするか』(平凡社)、近著に『会社をつくれば自由になれる』(インプレス/ミシマ社)、など。

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オンラインイベント「シュレディンガーの水曜日」の運営事務局です。東京工業大学・物質理工学院・原正彦研究室の協力の下、WirelessWireNewsが主催するオンライン・サイエンスカフェです。常識を超えた不思議な現象に溢れた物質科学(material science)を中心に、日本の研究開発力の凄まじさと面白さを知っていただくのが目的です。

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