画像はイメージです original image: tenjou / stock.adobe.com
NEC、ローカル5Gラボを「NEC CONNECT 5G Lab」にリニューアル
2022.06.15
Updated by WirelessWire News編集部 on June 15, 2022, 14:57 pm JST
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2022.06.15
Updated by WirelessWire News編集部 on June 15, 2022, 14:57 pm JST
NECは2022年6月9日、神奈川県川崎市にあるNEC玉川事業場に「NEC CONNECT 5G Lab」(5G Lab)を開設したと発表した。5Gの社会実装に向け、従来の「NECローカル5Gラボ」をリニューアルし、ローカル5Gだけでなくユーザーやパートナーと幅広い5Gのユースケースを共創する場として利用する。
NECはこれまで、ローカル5Gの普及に向けて、ローカル5Gの導入や運用を容易にするサービスの提供、より安全な運用を実現するセキュリティサービスの提供、小規模ネットワーク向けに無線部・制御部を一体化した小型基地局の販売などを行ってきた。また、2020年3月に「NECローカル5Gラボ」を設立し、複数業種のユーザーと50件以上の実証実験をしてきた。
NECは、ネットワークを活用したオープンな共創の場を作る「NEC CONNECT」というコンセプトを策定。同社が描く2030年の社会像「NEC 2030VISION」を実現するために、未来への構想をデジタルの力で社会実装するオープンな共創の場を提供するという新コンセプトとなっており、今回の5G Labはそのコンセプトに沿った取り組みの第一弾となる。
5G Labでは、ローカル5Gについて屋外でのSub6帯やミリ波による検証環境を追加し、さらにキャリア5G、Wi-Fi、LTE、sXGPといった様々なネットワーク環境を用意する。また、ネットワークにつながるプラットフォームも、エッジコンピューティングやパブリッククラウドなどの中から、用途やニーズに応じて最適な実証環境を選択し自社のアプリやデバイス、サービスと組み合わせられるようにして、サーバーなどの機材を用意しなくても検証できるようにする。
5G Labでは、ビジネスデザイナーがユーザーやパートナーの潜在課題を掘り起こし、課題解決の方向性を整理した上で技術検証を支援する。さらに、課題解決に必要となるアジャイル開発によるプロトタイプの製作や、上位アプリの検討、またコンサルティングメンバーを加えたビジネスモデル検証などを通じて、本格導入に向けたユースケースを様々な業界の企業や団体などと共創していくことを目指す。
パートナーとして連携を予定するのは、石坂産業、大林組、コベルコ建機、安川電機、アプトポッド、コニカミノルタ、ブルーイノベーション、リコー、アマゾン ウェブ サービス ジャパン、エヌビディア、トレンドマイクロ、日本アイ・ビー・エム、日本マイクロソフト、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天シンフォニー、IDY、アンリツ、京セラ、Compal Electronics、シスコシステムズ、Telit Wireless Solutions Japan、Mavenir Systems、といった企業である。
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