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ドイツ バイエルン州 農村 イメージ

ボーダフォン、ドイツでの5G Open RANの商用パイロットテスト計画を発表

5G News Oct 4th. week, 2022

2022.10.31

Updated by Wataru Nakamura on October 31, 2022, 15:56 pm JST

ボーダフォンは10月25日、ドイツのバイエルン州およびニーダーザクセン州の農村地域で5G Open RANの実証実験を行うと発表した。今年初めにザクセン州プラウエンで実施したフィールドテストの成功を受けたもので、2023年初頭に開始する。

同社によれば、実証実験が行われるのは、欧州の大手通信事業者からなるOpen RAN MoUグループがまとめたロードマップおよび仕様に完全に準拠したOpen RAN技術となる見込み。ソフトウエアおよび無線機器についてはサムスンが提供する。

同社のネットワーク・アーキテクチャ担当ディレクターは「このOpen RANシステムは、オープンインタフェースを使用するだけでなく、事業者の選択に基づいて交換や相互運用が可能な複数のベンダーのハードウエアおよびソフトウエアを使用して構築されるドイツ初のものとなる」とコメントしている。

ボーダフォンは今後数年間、ドイツでOpen RANの展開を拡大する計画。また、2030年までに欧州の全拠点の30%で同技術の導入を目指している。

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。