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AKB48チーム8で47都道府県の「おはよう。すごい応援しているよ !」を見てみよう!

2014.10.11

Updated by Hitoshi Sato on October 11, 2014, 09:01 am JST

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(C)AKS

2014 年9月13日からアサヒ飲料は、今年も国民的アイドルグループ「AKB48」を起用した『ワンダ モーニングショット』の新TVCM「おはよう編」を全国でオンエア開始した。今回のCMには渡辺麻友、横山由依、木崎ゆりあ、柏木由紀の4名に加えて、47都道府県各地の出身者47名から構成される「AKB48チーム8」のメンバーが出演している。

15秒の「全国バージョン」のほか、チーム8が出演する「北海道・東北バージョン」、「関東・甲信越バージョン」、「中部・北陸バージョン」、「関西バージョン」、「中国・四国バージョン」、「九州・沖縄バージョン」という30秒の各エリア版も制作された。
「全国バージョン」は渡辺、横山、木崎、柏木がそれぞれ自身の出身地のランドマークをバックに地元の方言で「おはよう。すごい応援しているよ」というメッセージを贈っている。

各エリア版はそれぞれの地域出身のチーム8メンバーが標準語の「おはよう。すごい応援しているよ !」というメッセージを各都道府県の方言で贈っている。方言やアクセントに各地方の特色が出ていて、日本語の勉強にもなり非常に興味深い。日本語は語彙、文法、音韻、アクセントなど地方ごとの方言差が大きく、異なる地方に転居や旅行した時に、言葉が通じないで苦労することはよくある。
今回のチーム8のCMを見ていても、中には聞いたことがない方言もあり「へぇー、その地方ではそんな言い方なんだ」と楽しめる。各地方独特の語彙や言い回し、アクセントや発音の違いに注目して見てみると面白い。
「おはよう。すごい応援しているよ !」というシンプルな文章を日本の47都道府県ごとにそれぞれの地域の方言を纏めているこのCM集は言語学の研究としてもかなり価値あるものではないだろうか。2010年代の日本全国47都道府県の方言を集めた貴重なフィルムとして記録されるかもしれない。

チーム8は「会いに行けるアイドル」として活動してきたAKB48から「会いに行くアイドル」をコンセプトにした新チームで2014年4月に結成された。メンバーは、全国47都道府県で開催された「AKB48 Team 8 全国一斉オーディション」によって、各都道府県から1人ずつ選出された47名である。
ワンダのCM撮影では、緊張しているうえ慣れない言葉でのセリフに、序盤はみんな四苦八苦していた。それでも監督の要求に答えようと一生懸命、笑顔でセリフを繰り返していた。また、モニターチェックの際には自分の演技を見て、「照れるー」、「恥ずかしー」なんて言葉が出ていた。初々しくてフレッシュなチーム8の魅力がCMにもしっかりおさめられている。ワンダのCMで自分の出身地からは誰が出ているのか探してみよう。

【参考動画】チーム8が出演しているCM動画

ワンダ モーニングショット CM 「おはよう」編(北海道・東北)編 30秒 AKB48

ワンダ モーニングショット CM 「おはよう」編(関東・甲信越)編 30秒 AKB48

ワンダ モーニングショット CM 「おはよう」編(中部・北陸)編 30秒 AKB48

ワンダ モーニングショット CM 「おはよう」編(関西)編 30秒 AKB48

ワンダ モーニングショット CM 「おはよう」編(中国・四国)編 30秒 AKB48

ワンダ モーニングショット CM 「おはよう」編(九州・沖縄)編 30秒AKB48

AKBが各出身地の方言で応援 『ワンダ モーニングショット新CM』メーキング映像

ワンダ モーニングショット CM 「おはよう」編 15秒 AKB48

渡辺麻友さんは標準語で「おはよう。すごい応援しているよ !」
横山由依さんは京都の言葉で「おはようさん。ほんま応援しているわ!」
木﨑ゆりあさんは愛知の言葉で「おはよう。でら応援しとるでね !」
柏木由紀さんは鹿児島の言葉で「おはようごあす。わっぜ応援しちょっど!」
と投げかけ、サラリーマンを応援している。4人の「いい朝、あげる!」という掛け声とともに、サラリーマンの飲みカットが入り最後はメンバー4名とチーム8メンバーの、総勢51名を背景にした商品を中心のカットで「朝専用!ワンダ モーニングショット」と言って、CMは終わる。

「憧れる方言がありますか?」という質問に、渡辺さんと柏木さんからは「京都弁」。2人とも、横山さんのはんなりとした女の子らしい話し方をとても可愛いと思っているとのこと。その横山さんが憧れるのは博多弁。「HKT48の子の話し方を聞いて、博多弁っていいなって思ったんです」と。また木﨑さんが好きなのは関西弁だそうで「大阪出身の子と話してると、自分も関西弁っぽい話し方になる」と話した。

【参照情報】
アサヒ飲料リリース
アサヒ飲料「ワンダ」
AKB48チーム8

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佐藤 仁(さとう・ひとし)

2010年12月より情報通信総合研究所にてグローバルガバナンスにおける情報通信の果たす役割や技術動向に関する調査・研究に従事している。情報通信技術の発展によって世界は大きく変わってきたが、それらはグローバルガバナンスの中でどのような位置付けにあるのか、そして国際秩序と日本社会にどのような影響を与えて、未来をどのように変えていくのかを研究している。修士(国際政治学)、修士(社会デザイン学)。近著では「情報通信アウトルック2014:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)、「情報通信アウトルック2013:ビッグデータが社会を変える」(NTT出版・共著)など。