KDDI、情報に"触れる"新感覚のUIを採用した4G LTE対応の新INFOBARを発売
2013.01.24
Updated by Naohisa Iwamoto on January 24, 2013, 19:37 pm JST
2013.01.24
Updated by Naohisa Iwamoto on January 24, 2013, 19:37 pm JST
KDDI(au)は2013年1月24日、高速データ通信の「4G LTE」に対応した、INFOBARシリーズの新製品「INFOBAR A02」を発売すると発表した。製造はHTCが担当、2013年2月中旬以降に関東・沖縄から順次発売する。
▼INFOBAR A02のコンセプトを語るKDDIの田中社長
発表会に登壇したKDDIの田中孝司社長は、「auブランドでは、"選べる自由"を掲げてきた。しかしこれまでの製品には"もっと先のもの"が入っているのか。クラウド時代の情報との向き合い方をデザインした"新しい選択肢"として、INFOBAR A02を商品化した」という。INFOBARから、「2013年にauが目指している方向の雰囲気を感じてほしい」(田中社長)とも語った。
その考え方は「クラウドに触る、新しい感覚」に象徴される。音楽、写真、SNS、書籍などのアプリやウィジェットはパネル化されて、自由にホーム画面にレイアウトできる。アドレス帳の写真のパネルをタップすれば、メールや電話が可能。音楽のジャケット写真のパネルをタップすれば音楽が再生され、写真のパネルにはランダムにクラウドに保存した写真が現れる。目的の情報のパネルに触れるだけでシンプルにアクセスできるほか、その見え方を自分らしくカスタマイズできるところが、「新しい感覚」のユーザーインタフェースだという。外観のデザインはアルミフレームと3つのキーにINFOBARらしい配色を取り入れ、ユーザーインタフェースやサウンドも含めて統一した世界観でデザインした。
▼ホーム画面はパネルを組み合わせたデザイン。情報へのアクセスの良さのほか、自在にパネルを動かしてレイアウトをカスタマイズできる
ハードウエア的にも2013年の春を飾るに十分なスペックを備える。1.5GHzクアッドコアCPU、4.7インチのHDディスプレイを搭載し、OSにはAndroid 4.1を採用する。カメラはメインが約800万画素でF2.0と明るいレンズを搭載、サブは約210万画素ながら超広角で多人数の自分撮りなどにも便利。「Beats Audio」による高品質な音楽再生にも対応している。バッテリーは2100mAh、防水・防塵、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信、NFCの各機能に対応する。ボディーカラーは赤を基調としたINFOBAR伝統の「NISHIKIGOI」、白を基調とした「ICE GRAY」、青を基調とした「AOAO」の3色を用意した。
INFOBARシリーズは、デザイン性を重視した携帯電話/スマートフォンとして、2001年にコンセプトモデル「info.bar」が発表され、2003年には製品の「INFOBAR」が登場して人気を博した。その後、携帯電話からスマートフォンに移行しながら3モデルが販売されてきた。今回のINFOBAR A02はスマートフォンとして3機種目のINFOBAR。これまで2機種のINFOBARスマートフォンは、フィーチャーフォンとスマートフォンの過渡期の製品という側面もあったが、今回のINFOBAR A02はスマートフォンならではの機能やサービスをより使いやすくすることを前提にして開発されたという。
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登録はこちら日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。