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新井 均 hitoshi_arai

NTT武蔵野電気通信研究所にて液晶デバイス関連の研究開発業務に従事後、外資系メーカー、新規参入通信事業者のマネジメントを歴任し、2007年ネクシム・コミュニケーションズ株式会社代表取締役に就任。2014年にネクシムの株式譲渡後、海外(主にイスラエル)企業の日本市場進出を支援するコンサル業務を開始。MITスローンスクール卒業。日本イスラエル親善協会ビジネス交流委員。E-mail: hitoshi.arai@alum.mit.edu

国民の関心は首都よりも首相の汚職

このところ、日本では米国トランプ大統領の「エルサレム首都宣言」に関連したパレスチナ自治区での紛争がメディアで盛んに取り上げられているが、当のイスラエルでは特別騒がれてはいない。その理由の一つには、「国の首都はその国が決めるべきことであり、イスラエルの首都は当然エルサレムである」というイスラエル国民の一般的な認識があるだろう。

2018.01.16

ユダヤ民族の自負「ノーベル賞受賞者大通り」

テルアビブから南に10kmほどのところにイスラエルで4番目の都市「リション・レジオン(Rishon LeTsiyon)」がある。旅行者に人気の観光名所があるわけではないが、そのほぼ中央あたり、整然と区画が整備された住宅地の中に、全長5,600メートル、片側2車線のゆったりした道路「Henry Kissinger St.」があり、その道路に沿って「The Norbel Prize Laureates Boulevard(ノーベル賞受賞者大通り)」と名付けられた遊歩道がある。

2018.01.11

セキュリティ・コンサルティングの「ClearSky」

今回紹介するのは、2011年設立の「ClearSky」というコンサルティング企業で、創業者はBoaz Dolevというモサド出身者である。

2017.12.25

豊かなイノベーションを支えるイスラエルの教育とは?

なぜ、イスラエルで魅力的なイノベーションが次々に生まれるのだろうか? 困難に負けずに努力する文化、シリコンバレーのようなエコシステム、軍の寄与など、多くの理由が挙げられているが、そこに「教育」が果たす役割はないのだろうか? 

2017.12.18

Threat Intelligence(脅威情報)サービスを提供する「KELA」

今回に紹介するのは、既に日本に入ってきている「KELA社」のThreat Intelligence(脅威情報)サービスである。KELAは2009年にNir BarakとYigal Navehにより設立された、インターネットの脅威情報に関する情報サービスを提供する会社である。

サイバー攻撃に企業トップはどう立ち向かうべきか?「Cyber Crisis Management Round Table」

サイバーテック東京 2017で興味深かったものの一つが、サイドイベントとして「IEC(Israel Electric Corporation)」のホストで主催された「Cyber Crisis Management Round Table」であった。

2017.12.09

日本初開催、「サイバーテック東京 2017」の意味を考える

毎年1月末にイスラエルのテルアビブで開催されるサイバー・セキュリティの国際イベント「サイバーテック」が、11月30日に「サイバーテック東京 2017」として日本で初めて開催された。

2017.12.05

Dark Webから“脅威インテリジェンス”を収集・分析するイスラエル企業

従来、サイバーセキュリティ対策の分野では、「重要な情報システムに対する外部からの攻撃を防御する」ことに主眼が置かれ、ファイアウオールを始めとする様々なハードウエア、ソフトウエアが開発されてきた。しかし、いかなる努力をしよ […]

2017.11.23

「想定外」だらけのサイバーセキュリティ、人材育成に欠けているのは?

10月5日、6日の二日間、慶応義塾大学三田キャンパスで開催された、「Cyber3 Conference Tokyo 2017」に参加した。テーマは「2020 and Beyond」、世界中からの参加者を迎え2020年以降を見据えて今何をすべきか?という活発な議論が行われた。

2017.10.16

この目で見たイスラエルの今(2)無人の国境とシリア内戦と流れ弾

前回に引き続き、この目でみたイスラエルを紹介する。今回は国境と、Mt.Harmonのスキー場を紹介することで、前回とはまた少し異なる視点でのイスラエルの実情を紹介したい。今回紹介する場所は下記地図の赤丸をつけた場所である。

2017.08.30

この目で見たイスラエルの今(1)イスラエル人の頭の良さの秘密は週末の過ごし方にある?

前回まで、主にCyberTech2017で見つけた、独自性のある商品・技術を持つスタートアップ企業を紹介してきた。一旦その連載を中休みとして、今回は、技術以外の「この目で見たイスラエル」を紹介してみたい。

2017.08.09

CyberTechで見つけたスタートアップ(4)機械学習で個人プロファイルを取得するバイオメトリック(生体認証)技術

今回紹介するのは、テクニオン工科大学のスピンオフとして2015年11月に創業したVerifyoo社(ベリファイユーと発音する)である。資本金は5億1500万ドル。Verifyooは既存のパスワードやトークンの代わりとして、生体認証技術に基づく直感的なソリューションを提案している。

2017.07.19