北米編(2)米国の端末シェアと個性派キャリア 2010.05.13 米国での端末販売の仕組みは日本とほぼ同様であり、キャリアの端末メーカーに対する支配力はある意味日本のキャリアよりも強いといえる。その中でも比較的ユニークな端末戦略を取るキャリアとして、スプリントとTモバイルの戦略を紹介しよう。
北米編(1)米国携帯市場とベライゾン・AT&Tの現状 2010.05.06 現在の米国携帯市場は、市場の大半を占める大手4社とその他の零細キャリアから成る。元々は地域別をベースに多数のキャリアが存在したが、買収統合を繰り返して今の形となっている。大手4社の中でもそれぞれ3割のシェアを占めるAT&Tとベライゾン・ワイヤレスは、固定電話も持つ総合キャリアであるが、採用している無線通信の方式や端末戦略などは大きく異なっている。
世界の概況(4)携帯業界プレイヤーの変遷 2010.04.22 スマートフォンの台頭が携帯電話端末ベンダーのシェアに大きな変動をもたらしている。また、スマートフォンではハードウェアよりも上位の「OS」のレイヤーに価値が移りつつある。
世界の概況(3)新興国の経済成長を牽引する携帯電話産業 2010.04.15 それまで国営・独占があたりまえだった通信市場に、先進国による競争と世界標準化で低価格化した端末が持ち込まれたことで、携帯電話は急速に普及した。通信手段を多くの人が持つことで、新興国では、経済活動のみならず女性の社会的地位や共同体の権力構造までが変わりつつある。
世界の概況(2)先進国市場はARPU向上の鍵を握る「スマートフォン」に注目 2010.04.08 先進国市場は、米国・欧州・日本という、3つの分類で考えるとわかりやすい。いずれも、それぞれの異なる特徴と共通の要素がある。それぞれの市場では、市場細分化の度合いとデータ通信サービスの特徴によって、キャリアの支配力が異なっている。
世界の概況(1)コモディティ化する携帯電話と変化する市場構造 2010.04.01 加入者数だけでなく収益にまで目を向けると、先進国間でも異なる市場の様相が数字で見えてくる。連載の最初にあたり、おおまかな世界観を把握するために、まず世界全体の簡単な統計を見ながら、携帯電話がどのように変遷してきたのかをおさらいしてみよう。