日・米でともに昨年末から商用サービスが開始されたLTE。一般ユーザーへの幅広い普及はまだまだこれからだろうが、標準化組織3GPPでははやくも次世代のLTE-Advanced規格に関する議論が進行している。ノキア シーメンス ネットワークスは、技術仕様のグローバルスタンダード(標準)化に積極的に取り組んでいる。その中で最も重要視しているのが、3GPPにおける活動だ。中心メンバーとして活躍するハリー・ホルマ氏に、現在策定中のLTE-Advancedで新たに実装されるポイントと、より高速になるネットワークの混雑を緩和する技術について聞いた。
2011.04.28
3GPP TS 36シリーズはLTEの公式仕様書です。ここには80余の独立した仕様が定義され、議論され、改版されています。LTE技術者として、それぞれの専門分野、担当分はすでに精読されているものと思いますが、全てに精通するのは分量が多く、困難です。また、「LTEとは何か」「何が標準化されていて、何が設計できるか」を知ることも役立つはずです。今回は、いくつかの基本的な仕様書を取り上げ、その中身を簡単に説明することにします。
2011.04.25
スマートフォンに代表される新しい無線通信端末が普及してきたことで、ワイヤレス通信の環境は大きく変化してきている。その環境変化を端的に言い表すと、「今後はトラフィックが急増するにも関わらず、事業者が得られる収入はそれほどには増えない」ということになる。LTEはそうした状況に対する切り札として期待されている技術である。
2011.04.22
現代文明は電気という便利なエネルギーに依存している。だが、電気は長距離の送電損失が大きく溜められないという欠点がある。中部大学 超伝導・持続可能エネルギー研究センターの山口作太郎教授らが進めている「超伝導直流送電」が、こうした事情を変えるかもしれない。超伝導直流送電技術で地球規模の電力網を構築すれば、エネルギーを安定供給できる可能性があるというのだ。現在、中部大学では200m級の超伝導直流送電プロトタイプを建設し、実用化に向けた研究を行っている。
福島第一原発事故補償費用の捻出の為にあらゆる非中核資産を売却するとの4月17日の東京電力記者会見を受け、東電が保有するKDDI株も売却されると報じられている。本稿では、売却が行われた際の影響について考察する。
2011.04.19
今回は、前回に引き続き月次契約者数の動向を今年度Xi加入者計画5万件に対しての進捗状況のモニタリングをすると共に、少し古い話になるがMWC(Mobile World Congress)にて明らかになった、ソフトバンクモバイル(SBM)のLTEなど次世代戦略と今冬にも割当先が付与される見込みの、700Mhz/900Mhz帯の割当てに際しての与件事項について考察したい。
米Mozillaは現地時間の2011年3月29日、「Android 版 Mozilla Firefox 4」の正式版を公開したと発表した。日本語を含む10カ国語以上に対応、Androidマーケットからダウンロードできる。
2011.03.31
フィンランドのエフセキュアは2011年3月30日、同社による東北関東大震災の被災者への支援策を発表するとともに、大震災に乗じたネット犯罪が多発していることを報告した。義援金募集のスパムメッセージなどへの注意を喚起している。
少し古い話になるが、2010年度に適用される接続料について、3月4日に発表されたソフトバンクモバイル(SBM)の発表を以って主要3社分が出揃った。今回発表の各社接続料について考察したい。
2011.03.30
KDDIは2011年3月29日、音楽コンテンツ配信事業を手がける子会社の「KKBOX」にHTCが出資すると発表した。KKBOXとHTCが同日、第三者割当増資によって発行するKKBOXの株式をHTCが引き受けることに合意した。