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  • バズワードとその内実──2015年の振り返りと2016年の展望(前編)

    2016.01.04

    1年前に「テック界隈の諸行無常──2014年の振り返りと2015年の予測」という文章を書いたのですが、そこで取り上げた著名投資家フレッド・ウィルソンが、この年末年始も2015年の振り返りと2016年の予測を行っていますので、新年を占う意味で今年も一発目はそれを取り上げたいと思います。

  • 我匿す、ゆえに我あり

    2015.12.09

    フランスの首都パリで発生した、120人を超える犠牲者を出した無差別テロからまもなく一月が経とうとしていますが、この事件の余波は未だ収まる気配がありません。この事件に関連した技術系のニュースで目をひくものに、事件の直後にフォーブスが報じた、パリで事件を起こしたテロ犯が Playstation 4 のゲーム内機能を通信手段に用いていたという記事がありました。

  • 反応が良い都市と市民のテクノロジー

    2015.11.16

    テック系ジャーナリストの大御所であるスティーブン・レヴィが Medium に昨年立ち上げた Backchannel は読み応えのある記事が多く、その長さから全部というわけにはいきませんが、できるだけ目を通すようにしています。Backchannel には、レヴィをはじめとして常連寄稿者が何人かいますが、その一人が、現ハーバード・ロー・スクール教授のスーザン・クロフォードです。

  • 「ロボット」という言葉はもはや無意味なのか?

    2015.10.20

    「自動的に一連の複雑な動作を実行できる機械、特にコンピュータによりプログラム可能なもの」というオックスフォード英語大辞典におけるシンプルな定義に従えば、フォルクスワーゲンの案件は両方とも技術的には「ロボットの問題」だと指摘するのが、ケヴィン・ルースの文章です。

  • 20年後:インターネットの自由という夢の死

    2015.09.14

    今回は、Medium のテックメディア Backchennel に掲載された文章を紹介したいと思います。先月開催された Black Hat 2015 におけるジェニファー・グラニック(Jennifer Granick)の基調講演の再録ですが、奇しくもワタシがずっと「情報共有の未来」の連載で取り上げてきた話が次々と出てくる感じがして唸ってしまいました。

  • ラストスタンド

    2015.08.24

    少し前に翻訳家、評論家の大森望さんの「1995年、最強個人メディアの誕生」という文章が話題になりました。この文章自体は、朝日新聞デジタルの20周年記念特集の一環として書かれたものですが、日本におけるインターネット利用の本格化から今年で20年と言うこともできます。

  • 『デジタル音楽の行方』から10年経って

    2015.06.22

    『デジタル音楽の行方』は未来予測の本ではなく、テクノロジーは音楽を前例のない高みに押し上げ続けており、音楽業界自体は活況にあるという認識の下に、ミュージシャンもファンも双方にとって幸福な「音楽の未来」のあるべき姿を説く本です。それにしてもこの本を訳して10年が経つとは……。

  • IoTを巡る壮大な懐疑論

    2015.06.10

    盛り上がってくるとその逆を行きたくなるのがワタシの性格の悪いところで、今回はあえて IoT に対する懐疑論を紹介したいと思います。