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yomoyomo yomoyomo

雑文書き/翻訳者。1973年生まれ。著書に『情報共有の未来』(達人出版会)、訳書に『デジタル音楽の行方』(翔泳社)、『Wiki Way』(ソフトバンク クリエイティブ)、『ウェブログ・ハンドブック』(毎日コミュニケーションズ)がある。ネットを中心にコラムから翻訳まで横断的に執筆活動を続ける。

思想としてのインターネットとネット原住民のたそがれ

少し前に、人気ポッドキャストの Rebuild で、伊藤直也さんが川上量生氏の『鈴木さんにも分かるネットの未来』を紹介しているくだりが面白かったので、長くなりますが文字起こししてみます。

2015.07.14

『デジタル音楽の行方』から10年経って

『デジタル音楽の行方』は未来予測の本ではなく、テクノロジーは音楽を前例のない高みに押し上げ続けており、音楽業界自体は活況にあるという認識の下に、ミュージシャンもファンも双方にとって幸福な「音楽の未来」のあるべき姿を説く本です。それにしてもこの本を訳して10年が経つとは……。

2015.06.22

IoTを巡る壮大な懐疑論

盛り上がってくるとその逆を行きたくなるのがワタシの性格の悪いところで、今回はあえて IoT に対する懐疑論を紹介したいと思います。

2015.06.10

ビッグデータ時代の犯罪とセキュリティを考えるのに有益な四冊

「ビッグデータ」という言葉もバズワードとしてすっかり消費され尽くした感があります。2年前の時点で「ビッグデータは死んだ」と言い出す気の早い人もいたわけですが、ガートナーが毎年発表しているテクノロジのハイプ・サイクルの2014年版を見ると、ビッグデータはハイプサイクルの頂点を越し、下り坂に入ったあたりです。

2015.04.28

新世代へのどこにも行きつかない啓示

少し前に「ハリウッドをハックした女」という文章を読みました。今年のアカデミー賞において長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したローラ・ポイトラスのインタビュー記事です。彼女は、エドワード・スノーデンの告発記事をものにしたドキュメンタリー映画監督です。

2015.04.14

Bitcoin Is Dead. Long Live the Blockchain!

1月末にオライリーが(正確に書けば、オライリー社のブログ O'Reilly Radar が)Bitcoin & the Blockchain というイベントを開催しました。ここで注目すべきは、イベント名でビットコインの名前と同格に、それを支える公開台帳の仕組みであるブロックチェーンの名前を掲げているところです。

2015.02.02

インターネットは我々である:2015年のクルートレイン宣言

New Clues Web 2.0! ……と2015年になってこの言葉を持ち出しても、何を今さらという感じでしょうか。提唱者のティム・オライリーも、この言葉を冠したカンファレンスを2011年を最後 […]

2015.01.13

テック界隈の諸行無常──2014年の振り返りと2015年の予測

年末年始はひたすらお酒を飲んだくれていたため、今週仕事始めと言われても未だよく頭が回らない状態だったりします。そこで『ツイッター創業物語 金と権力、友情、そして裏切り』に登場する冷徹傲岸な投資家としてもおなじみのフレッド・ウィルソンがブログに投稿した2014年を振り返るエントリと2015年を占うエントリを紹介して、いい加減頭のモードを切り替えていきたいと思います。

2015.01.07

空がまた暗くなる──鬱と惑いと老害のはざまで

今回は、単行本が出たときから気になっていて、少し前に文庫本になったのを知ってようやく買って読んだ吉田豪の『サブカル・スーパースター鬱伝』の話から始めたいと思います。

2014.12.25

オバマ大統領のネット中立性ルール保護要請の倒錯性と意義

Image by Jeff Pearce(CC BY) 米中間選挙における民主党の大敗から間もない11月10日、オバマ大統領がアメリカ連邦通信委員会(FCC)に対して「ネット中立性」の保護強化を要請する Net Neut […]

2014.11.20

邪悪なものが勝利する世界において

Image by Roman Rudnicki(CC BY) しかし、心を鎮めて考えれば、誰にでも分かることだが、私たちを傷つけ、損なう「邪悪なもの」のほとんどには、ひとかけらの教化的な要素も、懲戒的な要素もない。それら […]

2014.10.21

自動化は我々をバカにする? ニコラス・カーの新刊が再び突く現代人の不安

今回は、前々回、前回と文章を紹介させてもらったニコラス・カーの出たばかりの新刊『The Glass Cage: Automation and Us』を取り上げたいと思います。カーがテーマにするのは広義の「自動化(Automation)」で、本のキャッチコピーを作るなら、Verge に載った書評ではないですが、「自動化は我々をバカにする?」になりそうです。

2014.10.01