ロシアのウクライナ侵攻への抗議はテック界隈でもいろいろな形で行われましたが、少し変わったものでは、「プロテストウェア(protestware)」と呼ばれるフリーソフトウェア/オープンソースソフトウェア(FOSS)の利用があります。プロテストウェアの「抗議」は、反戦やウクライナへの支援を訴えるメッセージを表示する他愛もないレベルだけでなく、ロシアやベラルーシにあるコンピュータのファイルを消去する、要はワイパー型マルウェアと同等の動作を行うかなり物騒なレベルまでありました。
2022.05.10
ネットでしか生きられない人間がネットでの活動にアイデンティティを託すことの危険性を考える機会が増えました。ジェイク・オロウィッツの文章を読むと、ウィキペディア編集により2011年のエジプト革命を支援したことを誇りに思っているのが伝わります。
2016.11.30
2004年に初めてウィキペディアを編集した現在37歳のエリオットは、ほとんど誰よりもこのオンライン百科事典の内部の仕組みを熟知していました。ウィキペディアを日常的に利用するネットユーザであれば、彼がかの有名な[要出典]タグを発明した人と聞けば、おっとなるのではないでしょうか。
2016.11.29
前回、プラットフォーム企業がウェブを中央集権的でクローズドなものにしている話を書きましたが、そうしたプラットフォーム企業が提供するサービスの根幹にある「アルゴリズム」が問題視される事案が最近いくつかありました。
2016.10.06
すっかり旧聞に属しますが、Internet Archive が主催し、これからのウェブのあり方を議論するイベント Decentralized Web Summit が6月に開かれました。それにいたる流れを少し辿りたいと思います。
2016.08.22
ニコラス・カーの新刊『Utopia Is Creepy: And Other Provocations』が9月に出るのを知りました。SF 小説、特に優れたものは、たいてい常にディストピアものだ、という話から件のエントリは始まります。
2016.06.28
旧聞に属しますが、奈良先端科学技術大学院大学教授にして、内閣官房情報セキュリティ対策推進室の初代情報セキュリティ補佐官など要職を務められた山口英氏の逝去が伝えられました。その訃報に接し、昔のことを少し思い出してしまいました。
2016.05.25
少し前に英ガーディアン紙がウェブ版の記事に寄せられた大量のコメントを解析した結果が話題になりました。その要旨を簡単に書いてしまえば、女性によって書かれた記事は、男性によって書かれた記事よりもクソリプがつきやすい、という仮説を裏付けるものだった、になるでしょうか。
2016.04.25
今年のはじめに偶然にも John Baichtal 編『物を作って生きるには ―23人のMaker Proが語る仕事と生活』と高須正和『メイカーズのエコシステム 新しいモノづくりがとまらない。』という、いずれもメイカームーブメントを主題とする二冊の本を献本いただきました。今回はこの二冊について書きたいと思います。
2016.03.23
Apple と連邦捜査局(FBI)との間の「iPhoneロック解除」問題の話題が続いています。一連のニュースを見ていて、この人ならどういう意見を述べただろうかと思う人がワタシにはいました。それは早熟の天才ハッカー、アーロン・スワーツです。
2016.02.25