中部アフリカ、カメルーンの熱帯雨林に、バカという自称の狩猟採集民が住んでいる。彼らは、コンゴ盆地各地に離散的に分布している「ピグミー」とよばれる10あまりの異なる民族のひとつである。
2023.05.11
データ民主化をテーマとするModern Timesでは、2023年5月31日(水)16時、データによる新たな価値創造を考えるオンラインイベント「Democratic Data Day/データ民主化の方法論」を開催します。
2023.05.09
アリの社会には人間社会の未来を考えるためのヒントがたくさん詰まっている。まずは基本的なアリの社会をみてみよう。アリの社会のベースはメスによって構築されている。産卵に特化した女王アリは、長いものでは20年も生き、基本的には巣の中の構成員全てを生み出す。
「選択して集中する」という手法は常に正しいわけではない。それが有効に働く場合、つまり選択が賢明であり、しかもその選択したものに集中的にリソースを注ぎ込むことができた場合にのみそれは正しかったといえるのであって、それは結果が出てみないとわからない。
2023.05.02
日本における近代消費社会の勃興を考える上で無視できないのがデパート(百貨店)である。三越や白木屋、高島屋、大丸など、今日の大手デパートの多くは、江戸時代に呉服店として創業した(ただし白木屋は現在閉店。その本店跡地には2004年「コレド日本橋」が開店)。
2023.04.27
分類学とは、生物に名前をつけ、認識可能にすることで、人類が生物を利用することを可能としている生物学のいち分野である。例えば世界を騒がせたSARS-CoV-2、いわゆる新型コロナウイルスも、名前がつけられているからこそ、いち早く世界中で情報を共有することができ、感染拡大を防ぐ対策を打つことができた。
2023.04.25
近年のコロナ禍の副作用として、大学教育における授業形態その他が大きく変化したのはいうまでもない。現在、数回に及ぶ流行の波のために、人が密集しやすい教育現場ではオンライン授業が導入されており、対面授業の制限が緩和された現在でも、特に必要がない限り、オンラインを続行すると宣言する教官も少なくないようだ。
2023.04.20
戦争のための出費が膨大になり、17-18世紀のヨーロッパで、国家支出に占める戦費の比率が急激に上昇した。この時代のヨーロッパ諸国を形容するに際し、もっとも適切な用語はおそらく「財政 = 軍事国家」であろう。
2023.04.18
サイエンスコミュニケーションという分野がある。この場合のサイエンスは、広く科学技術、テクノロジーを含むことが多い。文字通りサイエンスを伝えることだが、専門家と非専門家の間のコミュニケーションであることが特徴である。これは実践活動でもあるし、それを対象とする研究分野でもある。
2023.04.13