2014年2月末の携帯電話契約数データで、NTTドコモが1カ月おきとなる首位を獲得した。累計契約数ではKDDIが4000万件の大台に到達、ドコモのXiは2000万件を突破した。話題のMVNOではフォーラムが開催され、今後の方向や課題について議論がなされた。インターネットイニシアティブ(IIJ)は格安SIMで音声付きの新サービスを提供する。スマートフォンで手軽に寄付ができるソリューション、位置と連動したO2Oソリューションなど盛りだくさんのニュースがあった一週間だった。
2014.03.11
3月10日、携帯電話・PHS事業者各社は、利用者の救助に不可欠であると判断される場合、警察、海上保安庁、消防その他これに準ずる「救助機関」からの要請にもとづき、携帯電話利用者の位置情報を提供する取り組みを開始する。
2014.03.10
陸上自衛隊中部方面隊とKDDIは2014年3月10日、災害時の通信確保に向けた広範な相互協力を行う「災害協定」を締結した。陸上自衛隊中部方面隊の管轄地域である中部、北陸、関西、中国、四国が対象となる。
3月6日、総務省及び一般社団法人テレコムサービス協会(以下テレサ協)MVNO委員会は「MVNO2.0フォーラム」を開催した。移動体通信契約者数は約1.5億件、そのうちMVNO契約者数は1257万人にのぼるが、うち約半分はMNO間の通信ネットワーク相互利用であり、本来の意味でのMVNOのシェアは約4%にとどまる。このような現況の中、移動体通信料金の低廉化や、特に2020年の東京オリンピック・パラリンピックをターゲットにしたサービスの多様化など、MVNOに求められる役割と課題について議論が行われた。
2014.03.07
インターネットイニシアティブ(IIJ)は2014年3月7日、いわゆる格安SIMサービスの「IIJmio高速モバイル/Dサービス」にLTE対応の音声機能付きSIMカードを追加すると発表した。愛称は「みおふぉん」で、3月13日に提供を開始する。
KDDIは2014年3月5日、大規模災害が発生したときに携帯電話サービスを継続して提供できるようにするため、「災害用大ゾーン基地局」を導入したと発表した。4G LTEに対応した大ゾーン基地局で、首都圏で運用を開始した。
2014.03.05
NTTドコモは、音波技術を使ってスマートフォンアプリにチェックイン機能を組み込むことができるソリューション「Air Stamp」の提供を2014年3月4日から開始する。ドコモのO2Oサービス「ショッぷらっと」で培った音波技術によるチェックイン機能をオープン化し、モバイルサービス提供事業者向けにソリューションとして提供するもの。チェックインサービス構築のために必要な音波装置や対応アプリの開発環境をドコモが提供する。
2014.03.04
MWC開催週で国内のモバイル関連ニュースは一休みかと思いきや、週の半ばに大きな発表が飛び込んできた。
NTTぷららは2014年3月3日、映像配信サービス「ひかりTV」のビデオ作品をスマートフォンやタブレットにダウンロードして視聴できる機能を提供開始したと発表した。ダウンロード済みのビデオ作品は、電波が届きにくい環境でも安定して高画質で楽しめる。
2014.03.03
2月28日、ソフトバンクモバイルは、ユーザー専用サイト「My SoftBank」において、2014年2月24日・25日に、特定のIPアドレスからの第三者によるリスト型攻撃(外部で盗まれたと考えられるIDやパスワードをもとにした不正なアクセス)を受けたことを発表した。344件の顧客の個人情報(氏名、携帯電話番号、固定電話番号、契約内容、利用状況)の閲覧や不正なコンテンツ購入などが第三者によってされていた可能性がある。
2014.02.28