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iPhone人気を支えるApp Store - アップルの「手取り」は ごく僅か

2010.06.25

Updated by WirelessWire News編集部 on June 25, 2010, 07:35 am UTC

アップル(AAPL)の動向を追いかけるアナリストのなかで、パイパー・ジャフリー(Piper Jaffray)のジーン・マンスター(Gene Muster)氏といえば、メディアで引用されることも多い古株の一人。そのマンスター氏が算定したちょっと興味深い数値をBusiness Insider(BI)が採り上げていたので、すこし紹介してみたい。

"CHART OF THE DAY: Here's How Much Apple REALLY Makes On The App Store"というBIの記事では、マンスター氏の試算として「1ドル49セントのiアプリを売った場合、アップルの手元に残るのは23セント(14%)」というを数字を挙げている(下図参照)

サードパーティ開発者への支払い分が70%というのはApp Store開始時から報じられていた事柄だが、クレジットカード会社への手数料支払いが15%というのは初めて目にしたように思う。単価が小さい分、高い料率が設定されているのだろうか。さらに、手元に残った14%のなかから、運営維持に関わる人件費などのコストも差し引かれる。

そうした結果として、2008年6月のサービス開始以来、App Storeの累計売上は14億3000万ドル、そしてアップルの粗利は1億8900万ドルで、また同期間中におけるアップル全体の粗利は337億ドルであるため、App Storeの割合は全体の1%に満たないことになるという。

また、ダウンロードされたiアプリ全体に占める無料アプリの割合は81%、残り19%の有料アプリの上位50位までの平均単価は1ドル49セントだったという。

App Storeは、「ユーザーエクスペリエンス」全体を売り物にしながら、ハードウェアの代金で儲けることが可能なアップルならではの取り組みであることを、この試算は思い出させてくれる。

【参照情報】
CHART OF THE DAY: Here's How Much Apple REALLY Makes On The App Store
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