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LTEに450MHzを使うハンガリー。装置はZTEが受注

2010.08.27

Updated by WirelessWire News編集部 on August 27, 2010, 17:00 pm UTC

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(cc) Image by David Spender

8月23日、フィナンシャルタイムズ紙(Financial Times)は、中国のZTE(中興通迅)がハンガリーのTelenor Hungaryのモバイルネットワーク構築で2億ユーロ(1ユーロ=107.36円換算で約214億7200万円)の契約を結んだと伝えた。

ハンガリーの携帯事業者は3社で、ノルウェイのTelenor社のハンガリー部門であるTelenor HungaryはPannonブランドで2005年から3Gを提供しており、HSDPAも導入している。T-Mobile(旧独占事業者のMagyar Telekomの携帯電話部門)が最大シェアで、こちらも2005年から3Gを提供中。この2社のHSDPAは3.6Mbpsだが、一年遅れの2006年から3Gの提供を開始したVodafone Hungary(英Vodafoneグループ)のHSDPAは7.2Mbpsだ。

Telenor HungaryはZTEのUniRAN(Unified RAN)基地局をGSM、UMTS、LTE用に導入し、LTEのeNodeB(基地局)を全国に6000基建設する。ZTEはヨーロッパで余り実績がなく、同社との契約はリスクとの見方もあるようだ。ちなみに、中国はハンガリー経済にすでに相当食い込んでいるようで、2009年だけで貿易額は62億ドル(1ドル=84.59円換算では約5244億円)に達しているとのこと。

ハンガリー政府は4月の総選挙の結果(フィデス=キリスト教民主国民党の大勝)を受けて、8月初旬、メディア行政を統括する機関に通信の規制機関と包含させ、NMHH(National Media and Communications Authority)を創設したばかり。電気通信に関する政策がどうなるかはまだ不明確な段階だという。

そんな中、ハンガリーでは他の諸国で話題にならない450MHz帯のオークションを計画している。低周波数ということは、カバレッジが広く、ビル内などへの電波の浸透(ぺネトレーション)もよいから、オペレーターにとっては使い勝手のよい周波数帯だ。しかし、これによってTelenor Hungaryは近隣各国と異なる周波数帯を異なるベンダーの装置で使うことになる。

LTEと言えば、Telecom ItaliaがNokia SiemensNetworks(NSN)とイタリアのトリノでトライアルをすると8月24日に発表している。

【参照情報】
ZTE To Build Network For Telenor Hungary (WSJ.com)
Chinese companies look west to eastern Europe (Financial Times)
ZTE Announces Deal to Build Network in Hungary (PCWorld)
Hungary plans to open up 450MHz and 900MHz spectrum (Rethink Wireless)
ハンガリー首相、IMFからの自立目指す (Bloomberg)
Telecom Italia and Nokia Siemens Networks trial LTE in Turin (Italy) (Telecom Italiaのプレスリリース)
世界情報通信事情(総務省) ハンガリー

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