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NEC、無線で基地局とコアネットを結ぶ「PASOLINK」新製品 LTEもサポート

2010.09.02

Updated by WirelessWire News編集部 on September 2, 2010, 10:10 am JST

201009021010-1.jpgNECは2011年9月1日、超小型マイクロ波通信システムの「PASOLINK」に新製品を投入すると発表した。新シリーズは「iPASOLINK」(アイパソリンク)と名付け、携帯電話事業者の基地局とコアネットワークを結ぶ次世代モバイルバックホールでの利用を想定している。

PASOLINKは、マイクロ波を使って無線で高速なデータ通信を行うシステムとして、NECが1980年代前半から提供していた。ビル間通信などで使われていたが、携帯電話の普及に従い基地局簡を結ぶシステムとしての利用が拡大し、141カ国に累計150万台を出荷した実績がある。新シリーズのiPASOLINKは、こうした事業者向けの用途にさらに適合する機能を搭載し、海外で提供する。

iPASOLINKは、TDM(時分割多重)方式と、フルパケット方式のネットワークの双方に対応。携帯電話としては2G/3G/LTEという歴代のネットワークをサポートする。TDMによる既存の携帯電話信号をIPパケットに変換してEthernet回線で送信できるようにする「スードワイヤー」機能や、Ethernet回線上で携帯電話ネットワークを同期させるための同期信号を伝送する「同期イーサネット」機能を搭載。さまざまな携帯電話方式の基地局を一元化してiPASOLINKで収容できるため、新方式へのマイグレーションが容易になる。

10Gbps光リングネットワークに対応したことで、大容量のトラフィックをコアネットワークに転送できるようになった。また干渉を除去するXPIC(Cross Polarization Interference Canceller)技術により伝送容量を2倍に増やしたほか、回線状況に応じて変調方式や伝送レートを自動調整するAMR(Adaptive Modulation Radio)で安定した伝送品質を確保できるようにした。

新シリーズでは、アクセス領域向け製品「iPASOLINK200」を9月1日から販売する。その後、対応領域の異なる製品の投入も予定している。

【報道発表資料】
海外向け超小型マイクロ波通信システム"PASOLINK"の事業強化

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