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「Androidでも一番を目指す」、機能満載のシャープ製と個性的な海外製を合わせてラインアップ

2010.11.05

Updated by WirelessWire News編集部 on November 5, 2010, 10:10 am JST

▼冬・春モデルのAndroid端末を紹介する孫社長。発表済のHTC Desire HDと、未発表のディズニーモバイルモデルとを合わせて、7機種が全てAndroid 2.2搭載モデルとなる。
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ソフトバンクモバイルの冬・春モデル発表会では、5機種の新製品を含めてAndroid 2.2を搭載したスマートフォンの新ラインアップ6機種をお披露目した。Android端末の位置付け、それぞれの製品の特徴などを発表会からリポートしたい。

ソフトバンクモバイルの孫正義社長は発表会の冒頭で、「いよいよスマートフォン全盛の時代がやってくる」と大きく構えた。そして、次に話題にしたのはスマートフォンのシェアの調査数値。「スマートフォンのシェアは80%がiPhoneで、残りの20%その他のAndroid端末などだ。iPhoneの素晴らしさ、先見の明は、年を経るほど伝わっていっている。見た目がiPhoneに似ているというだけでは、追いついたことにならない」と、iPhoneを絶賛した。そして、「今日はこの素晴らしいiPhone以外の部分について説明したい。残りの2割についてもソフトバンクモバイルはこだわり抜いた端末を発表する」と続けた。iPhoneを国内で独占して販売し続けるためのパフォーマンスと、米国などで一気に主流になりつつあるAndroidにも注力することの表明を、秤(はかり)にかけたような物言いだった。

iPhoneを絶賛しつつも、発表会はAndroid端末やその他のフィーチャーフォンのためのものであり、iPhoneのためではない。孫社長は、ソフトバンクモバイルならではのこだわりとして「スマートフォン全機種にAndroid 2.2を搭載した。2.1と2.2は0.1の違いどころではなく、非常に大きな差がある」と説明した。具体的には、Flash 10.1の有無による動画コンテンツなどの再生の差や、アプリ起動や実行の高速性、SDカードへのアプリの保存、法人の要求が多いリモートロック&リモートワイプへの対応--などを進化のポイントとして挙げた。そして、Android 2.2搭載端末を揃えることで、新しいモバイルインターネットの経験をしてもらいたいとアピールした。

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国産GALAPAGOS×2機種、海外製×3機種

▼「GALAPAGOS SoftBank 003SH」で、孫社長が撮影した上戸彩さんと松田翔太さんの3D写真を再生したところ。写真では指のあたりが左右に二重写しになって見えるが、実際には裸眼でも立体視できる。
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11月4日に初お目見えした新端末は5機種。端末をチェックしていこう。まずラインアップを紹介する。シャープ製の「GALAPAGOS SoftBank 003SH」(2010年12月上旬以降発売)と「GALAPAGOS SoftBank 005SH」(2011年2月中旬以降発売)、米デル製の「DELL Streak SoftBank 001DL」(2010年12月上旬以降発売)、中国ファーウェイ製の「004HW」(2011年3月下旬以降発売)、中国ZTE製の「Libero SoftBank 003Z」(2010年12月中旬以降発売)の5機種だ。大きく色分けをしてしまえば、国内のケータイユーザーを見すえて国内向けの機能をフルに搭載したシャープ製のGALAPAGOSの2機種と、海外メーカーがグローバルに発売しているモデルの国内版という位置付けの3機種になる。まさに、GALAPAGOS(ガラパゴス)とグローバルが混在した様相を呈したラインアップになった。

GALAPAGOS SoftBank 003SHとGALAPAGOS SoftBank 005SHは基本機能は同じ。最大の違いは、003SHがほとんどの操作をタッチパネルで行う一般的なスマートフォンスタイルなのに対して、005SHはスライド式のキーボードを搭載するスタイルであること。シャープがWindows Mobile端末などで培ってきたキーボード付きのスマートフォンの利便性を、Android端末に蘇らせたものだ。

▼「GALAPAGOS SoftBank 005SH」はキーボード付き。こちらは来春発売なのでまだモックアップ。
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スマートフォンとしての特徴は、国内ユーザーが欲しい機能をしっかりと盛り込んでいること。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信、デコレーションメールなど、スマートフォンに乗り換える上で対応していないと障壁になりそうな機能は一通り揃えている。孫社長は「ガラパゴス島に住んでいる我々にはその特有の喜びがある。特有の機能を全部載せで出す」と笑みを浮かべつつ語る。さらに、3.8インチの液晶画面には3D技術を搭載。裸眼で立体感のある画像を楽しめる。メニュー画面などでも3Dモードに切り替えるとアイコンが飛び出して見えたりして、楽しいことは間違いない。3D映像コンテンツ、3Dゲームなどはプレインストールされたものをすぐに楽しめるほか、3D写真の撮影も可能だ。カメラは9.6メガピクセルのCCDで、ハイビジョン(1280×720ドット)動画の撮影にも対応している。

ボディカラーは3色。これに加えて、別売のデザインされた10種類の電池カバー「Limited Color」を用意した。ユーザーのライフスタイルに合わせてファッション感覚で楽しめる点も特徴だ。

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▼「DELL Streak SoftBank 001DL」は大型のスマートフォン。手のひらに載った大きさが普通のスマートフォンより一回り大きいことがわかるだろうか。
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DELL Streak SoftBank 001DLは、5インチの大型液晶を搭載したAndroid端末だ。孫社長は「モバイルだけどタブレット、タブレットだけどモバイル。一番小さなタブレットで、一番大きなスマートフォンでもある」と説明する。要するに、タブレット型端末とスマートフォンの中間のサイズの端末なのだ。大きさの割には9.98mmと薄く、220gと軽い。電話もできるところはスマートフォン的。そうでありながら、何人かでコンテンツを一緒に見ることも可能なほどの大きさの画面を備えるあたりはタブレット的。画面の表面は傷つきにくい「Gorilla glass」を採用して、取り扱いに気を使わずに済むという。デルの独自インタフェースの「DELL Stage」は、よく使うアプリやコンテンツへのアクセス性を高めた。カメラは500万画素。

004HWは、コンパクトなスマートフォン。「女性の手のひらにも入る大きさ。しかし、安くて軽くてもAndroid 2.2を搭載しているところがソフトバンク」と孫社長は胸を張る。厚さは11.2mm、重さは120gで、丸みを帯びたデザインは液晶付きのポケットWi-Fiのようにも感じる。液晶は3,2インチのハーフVGA(480×320ドット)とスペックが落ちるが、手軽にスマートフォンを使いたい人には向いていそうだ。10カ国語の表示、日本語、英語、中国語の入力に対応する。カメラは500万画素。

▼「004HW」は小型のスマートフォン。このぐらい小型だとテザリング機能を使いたくなるが、テザリングに関しては「ノーコメント」(孫社長)。
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Libero SoftBank 003Zも日本語、英語、中国語の3カ国語に対応したスマートフォン。110gと今回の発表の中では最も軽量なボディーに、500万画素のカメラも備える。海外ではチタンブラックのモデルを販売しているが、ソフトバンクモバイル向けにはホワイトのモデルも用意したという。

▼「Libero SoftBank 003Z」は3.5インチの液晶を搭載しながら110gと軽量なAndroid端末。
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Androidマーケットの決済もケータイ料金と一緒に

ソフトバンクモバイルでは、スマートフォンのハードウエアを拡充するだけでなく、アプリケーションやコンテンツにも注力を続けるという。

雑誌や新聞のコンテンツを提供するソフトバンクグループの「ビューン」は、9媒体を追加して40の新聞、雑誌の閲覧が可能になる。「ブックストア」では、「10万点の書籍を用意したい。携帯料金と一緒にはらえて安心」(孫社長)、「ビデオストア」ではアニメ、ドラマ、映画など1500点以上を用意すると意気込む。また、音楽コンテンツを提供する「mora touch」は、10万曲以上の品揃えで臨む。

一方、アプリケーションを提供するAndroidマーケットについて孫社長は、「ソフトバンク厳選のアプリコーナーを開設する。また、Androidマーケットのアプリの決済を、ソフトバンクのケータイ料金と一緒にできるようにする。これはソフトバンクだけ(12月中旬以降提供予定)」と、利便性の向上をアピールする。

このほか、ミクシィと提携して開始する「ソーシャルフォン」を紹介。mixiのつぶやきや日記などマイミクが発信した情報をAndroidスマートフォンに統合して表示できるサービスだという。スマートフォンの電話帳とmixiの機能が連動することで、アプリからマイミクに対する電話やメッセージ送信などが一元的に行える。

孫社長は最後に再び「iPhoneが王者」だとしながらも、「Androidでも一番を目指す」と気炎を上げた。

【報道発表資料】
2010年冬-2011年春商戦向け新機種について
書籍、コミックなど幅広いジャンルの電子書籍が楽しめる!「ソフトバンク ブックストア」を提供開始
「Android マーケット」がより便利に利用できる!!「SoftBankピックアップ」を提供開始
「ソーシャルフォンR」サービスを提供開始

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