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JAXAの測位衛星「みちびき」による屋内外測位実験をオホーツクで実施

2011.09.13

Updated by Naohisa Iwamoto on September 13, 2011, 18:21 pm JST

網走監獄みちびき利用実証
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ソフトバンクモバイルとオホーツク管内の市町村などは共同で、JAXAの準天頂衛星「みちびき」を使った屋内外の測位実験を行うと発表した。2011年10月14日~17日に、北海道網走市にある博物館「網走監獄」で実施する。

実験は、位置情報を活用したスマートフォン向けのサービスなどを促進するための基礎となる。屋内で位置測位が可能な機器とみちびきの測位情報を連携させて、屋内外でのシームレスな測位を実証する。実験の参加者は、「網走監獄」の建物の位置情報をみちびきの信号で測位し、さらに屋内展示物の位置情報を「地上補完信号送信機」の信号として受信する。こうすることで、建物自体やその中の展示物と参加者の位置関係が測定できる。みちびきを利用することで、10m程度の誤差があるGPS衛星よりも精度の高い1m前後の誤差で測位できるようになる。

アプリケーションとしては、ソフトバンクモバイルが提供する周辺情報配信サービス「ふらっと案内」のスタンプラリー機能を使い、展示物への誘導を行う。実験には、東京農業大学オホーツクキャンパスの協力による学生の参加などを予定している。

【報道発表資料】
JAXAが打ち上げた準天頂衛星「みちびき」と屋内で位置情報を送信可能な機器を連携させた、日本初の実証実験の実施について

Wi-Fiのアクセスポイントとスマートフォンを組み合わせて、屋内でもユーザーの位置情報を特定するという技術に関する記事はこちら

スタンフォード大学の学生が立ち上げたあるベンチャー企業の技術で、Technology Reviewで紹介されていた。

[Pickup]屋内でも位置情報サービスを可能に - Wi-Fiとスマートフォンを組み合わせた新技術

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。