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HP、PC事業の社内継続を発表 - 「Windows 8」タブレット開発は「ほぼ確実」

2011.10.28

Updated by WirelessWire News編集部 on October 28, 2011, 09:31 am UTC

ヒューレット・パッカード(Hewlett-Packard:以下、HP)は米国時間27日、8月に打ち出していたPC事業部門切り離しの方針を撤回すると発表した。

HPは出荷台数で世界トップのPCメーカーだが、SAP出身のレオ・アポテカー(Leo Apotheker)前CEOは、事業の収益性や市場の成長性の点で魅力を失いつつあるPCなどのコンシューマー分野から、エンタープライズ向けの有望な分野に事業の重点をシフトさせる戦略を打ち出し、その筆頭としてPC部門の切り離し(スピンオフ)やwebOS関連のハードウェア開発中止などの方針を発表。しかし、PC事業を他社に売却するのか、それとも単体として存続させるのかなど、具体的な施策についての説明はなく、社内外の関係者や投資家などの間で混乱を生じ、同社の株価は発表後に急落し、そのまま低迷を続けていた。

こうした事態を憂慮したHP取締役会は、9月下旬にレオ・アポテカー氏の更迭を決断し、新たなCEOには今年はじめから同社の社外取締役に就任していたイーベイ(eBay)元CEOのメグ・ホイットマン(Meg Whiteman)を任命。ホィットマン氏はCEO就任移行、PC事業の切り離しを含む同社の戦略的オプションについて評価作業を続けていた。

HPが発表した声明のなかで、ホイットマンCEOは「HPはパーソナル・システムズ・グループ(Personal Systems Group:PSG)のスピンオフについて、戦略面、財務面、業務面の影響を客観的に評価した。この分析の結果、PSGをHP内部にとどめておくことが顧客やパートナー企業、株主、従業員のいずれにとっても正しいことが明らかになった」と述べ、さらに「HPはPSGにコミットする」としている。

また、この発表を行った電話会議のなかで、タブレット関連の取り組みについて訊ねられたホイットマンCEOは、HPがマイクロソフト(Microsoft)の次期OS「Windows 8」を採用した製品を投入することはほぼ確実と解答。いっぽう、8月半ば以降宙ぶらりんの状態が続いている同社のwebOS部門については、今後数か月のうちに方針を決定するとしただけで、具体的な考えは明かさなかったという。

【参照情報】
Whitman: HP will be in the tablet business with Windows 8, long term decision about webOS coming - This is my next
HP's Whitman: We're Going To Make Windows 8 Tablets - paidContent
Breaking: HP Will Keep PC Division -
翻弄されるWebOS - HP幹部が「復活」の可能性示唆、TouchPadも再度販売へ
HP、PC事業切り離しとWebOS部門閉鎖を発表 -「ビッグデータ」分野に重点シフト

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