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ノキア シーメンス、通信料金支払いなどをFacebook上でできるアプリを展示

2012.02.29

Updated by Naohisa Iwamoto on February 29, 2012, 09:46 am JST

「MWC 2012」のノキア シーメンス ネットワークスのブースでは、通信事業者のサービスの利用状況や課金管理をFacebookを通じてできるFacebookアプリの実演を行っている。また、同社が世界5カ所で展開するSmart Labによるスマートフォン時代のネットワーク知識をクイズ形式で試すデモや、LTEを使ってロボットを制御する展示もあった。

▼Facebookアプリの利用でサービスの購入情報がFacebookの友だちに伝わる
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Facebookアプリは、通信事業者のユーザーがFacebook上でプリペイド携帯電話のチャージを追加したり、新しいサービスの購入などが簡単にできるようにするもの。コールセンターや店頭で提供していたユーザーサポートをソーシャルサービスを使ったオンラインで提供することで、ユーザーの利便性を高める。さらに、ユーザーが新しいサービスを購入した場合には、サービス購入の状況がFacebookに投稿される。Facebookの友だちに対しても新サービスの利用を自動的にアピールすることができ、通信事業者のビジネス拡大にもつながる。説明員によれば、実運用が1~2カ月のうちに始まるという。

▼ラボの研究成果にクイズ形式でチャレンジ
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モバイルブロードバンドやスマートフォンのテストをするSmart Labの成果を一般にわかりやすく示していたのが「Smart Lab Quiz」。スマートフォンごとのトラフィックの違いやコンテンツのデータ量など、ラボでの研究成果をクイズ形式で示すことで親しみやすい展示をしていた。

▼LTEで制御するロボットの愛らしい動きが来場者の目を引く
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また、来場者の目を引いていたのが、LTEネットワークで制御するロボットのデモ。低遅延のLTEでロボットを制御するだけでなく、ロボットの動作する様子を動画で撮影してLTEで伝送する構成になっている。何よりも、ロボットの動きが愛らしく、来場者が楽しそうに見ている様子が微笑ましかった。

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。